テレワークが始まって太った人が睡眠の質を疑うべき「言われてみれば当然な理由」

 

働く女性と不眠にはこんな関係性がありました

——「働く女性」に多い不眠の症状ってあるのでしょうか?

不眠症、むずむず足症候群のほかに「睡眠不足症候群」があります。

睡眠不足(睡眠負債)により日中に眠気が出て、会議中に眠くなってしまったりするものです。

 

とくに最近はコロナ禍で、テレワークの人が多いですね。家にいますから、仕事と家事、育児、介護を全部やって、その結果生活リズムの不正が起こるのです。

テレワークなら家にいるから眠れるのでは? と思うかもしれませんが、むしろ、外に出ないことによって運動量・活動量も減り、睡眠の質も下がっています。コロナ禍は睡眠にとってはネガティブ要素です。

 

週末に寝ているから大丈夫、とおっしゃる人も多いのですが、例えば平日は5時間くらいの睡眠で、週末にドカンと寝る…という生活は、生活リズムを乱し、時差ボケと同じ状態になるのでオススメしません。

 

「眠れないこと」そのものを気に病む必要はありません

睡眠時間が短かったり不規則であっても、日中に元気に過ごせているようならば何の問題もありません。

夜によく眠れない結果、家事や育児など日中の生活に影響している場合は、受診しましょう。

「週3日以上眠れない状態が1ヶ月続く」というのが具体的な目安です。

 

日本の女性は睡眠時間が短いです。睡眠不足の人は、まずは7時間寝てみましょう。

いびきがあるなら、睡眠時無呼吸症候群を扱っているクリニックへ。時差ボケ状態になってるなら、生活リズムを見直しましょう。

それらをやってみて、やっぱり眠れないようなら、睡眠の専門クリニックへ行きましょう。

次回予定▶▶【第2回】「眠れなくなる」生活習慣、見直しませんか? 睡眠トラブルを抱える人の共通点

 

お話/林田健一(はやしだ けんいち)先生

医学博士、医療法人社団SSC理事長、スリープ・サポート クリニック院長

スリープ・サポート クリニックでは睡眠外来に加えて、終夜睡眠ポリグラフ検査など専門検査にも対応。

東京都品川区東大井1-18-8ミランビーナ1階(京急線鮫洲駅より徒歩2分)

03-3471-3020

https://www.sleep-support.jp/

(文/星雅代)

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