51歳、更年期のホルモン補充療法を始めて2か月目で「再び起きたこと」って
こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。更年期真っ只中の51歳の4月、突如として歯列矯正を始めました。(初回の記事はこちらから)
この連載は「歯列矯正の進捗を記録する」ものですが、もうひとつのテーマが「更年期に起きること」。私は6月にホルモン補充療法(HRT)を始めました。HRTを始めて起きたことの話の5回目です。
先週のお話▶更年期のホルモン補充療法を始めた51歳「なぜこの方法なのか」を医師に聞いてみたところ【連載・更年期50代の歯列矯正日記・毎週木曜更新】♯16
なぜ私はパッチでもジェルでもなく「飲む錠剤」だったのか?
51歳、生理は飛び始めて軽くなっている私は、上記の「④周期的併用投与法・持続法」を6月8日(水)にスタート、黄体ホルモンを14日飲んで、22日(水)に最初の「黄体ホルモン休み」を迎えました。黄体ホルモン休みに入った3日後、予期せぬことに「かなりしっかり整った生理」がドカンとやってきてびっくりしました。
④周期的併用投与法・持続法
ちなみにまで、よく「メノエイドコンビパッチ」の話を聞きます。経口の薬は肝臓で代謝を受けることになるため肝臓負担があるほか、体内のエストロゲンレベルが経皮ほどは上がらないためパッチが有利とも小耳にはさんでいます。
先生、私が経口の薬になった理由を教えてください!
というわけで、主治医の先生に「なぜテープやパッチではなく経口で始めたのか」を聞いてみました。どうして!?
「ちょっと脱線ですが、メノエイドコンビパッチは久光製薬が販売しています。久光といえば……?」
「あ、サロンパス! そうか、貼るタイプの薬剤が得意なんですね!」
「そうなの。久光の便利なパッチやテープは日本が世界に誇る技術です。あんなの作れる国ほかにないわよ。でね、あなたの場合はまだ閉経前なので、エストロゲンと黄体ホルモンの合剤のメノエイドコンビパッチではなくて、エストロゲン単剤の貼付剤、エストラーナテープというのを使います。これも久光製薬のものです」
「そうか、合剤のメノエイドコンビパッチは閉経後にしか使えないんですね」
「そうそう。閉経前だと、仮にエストロゲンだけをテープにしたとしても、黄体ホルモンは錠剤しかないので、どちらにせよ錠剤を飲むことになります」
「めんどくさいですね、なら両方錠剤でいいです」
「でしょ。あと、私の経験では、不思議とテープやパッチはだらだらと不正出血が続く人が出るんです。閉経前ならほとんどのケースで、閉経後でも人によっては出てしまう。薄着の夏の時期は漏れリスクも大きいし、夏場にずっとナプキンを当て続けるのも不快でしょ。人によっては耐えられないと思うのよね」
「それは確かに、そうでなくても私はナプキンが嫌いなので、辛くて続かないかも」
「出血をコントロールできることはとっても大きいと私は思うのよね。いっぽうで、閉経しちゃえばジェルも最高よ。資生堂のなんて、さすが資生堂よね、肌もしっとりします。いずれ閉経したらそれも考えて選びなおしましょうね」
その後、2回目の黄体ホルモン休みを前に、今度は不正出血が?!
さて、エストロゲンは毎日1錠飲み続けている私ですが、6月22日の1回目の黄体ホルモン休みに次いで、7月21日に2回目の黄体ホルモン休みが始まりました。
前回は休みに入って3日後にすごい生理がやってきました。今回もまた倒れるのかな?と思っていたら、なんと!2回目は休みに入る前の日に生理がきてしまったのです。
あれ、生理って体内のホルモンレベルが一気に下がることで起きるわけじゃないのか……?!? 自分の理解と違うことが起きてしまって困惑。
さらに、にじむ程度ながら確かに出血しているのに、2日目になっても勢いは強まりません。もしかして、これが不正出血? 今回はこれで終わりかな? と思っていたら、3日目から突如として猛烈な勢いに。このようにあとから強まるパターンも私は経験したことがなく、確かにこれは薬が起こしている反応なのだなと感じました。
そして、生理そのものも前回に比べれば90%程度の強さ。確かに「どんどんひどくなっていくことはない」という先生の予言通りです。
そういえば前回診察時、先生がおっしゃっていました。HRTを続けていく場合、それこそ80歳まで生理がずっと続く人もいれば、本来閉経したであろう1年2年のタイミングで出血が止まる人もいて、それは始めてみないとわからないと。私はたぶん、後者なのかなと感じました。
でも先生、私ひとつだけ気になっていることがあるんです。
なんで私は「劇的に」HRTが効かなかったんでしょうか? 来週はそのお返事を。
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