「睡眠トラブルの治療」って、どんなことをするんですか?【医師に聞く】
睡眠トラブルを抱える人が共通して「やらかしていること」
——いますぐやめたほうがいい悪習慣について教えてください
寝付きがわるい人
不眠症、リズム障害で寝付きが悪い人は、寝る直前のデジタル機材をやめましょう。
具体的には、PC、スマホです。ブルーライト云々というより、SNSで情報が入ってくるのがよくないです。脳に対する覚醒刺激ですからね。
その点、キンドルペーパーホワイトなど読書専門のデバイスなら、ブルーライトもカットされていますし、読書の現代版です。なにより、SNSの通知が来ないのがよいですね。
昼間に眠気がある人
会議中に眠い、テレワーク中に眠い、昼間に眠い…、でも、自分で寝不足だと気づいていない人。このタイプの人は、寝ようと思えば眠れるのが特徴です。
このような眠気の背景はズバリ「睡眠が短い」ことです。まずは睡眠時間の延長を検討しましょう。
——朝、「ぐっすり眠れたな」と思えるためには、どうすれはいいのでしょう?
「量、質、リズム」の減点をどれだけ減らすかですね。
寝不足だったら、7時間寝る。いびきで眠りが浅くなっているなら、睡眠時無呼吸症候群を扱っているクリニックへ。時差ボケ状態になってるなら、生活リズムを見直す。
それらを自分でやってみて、だめなら睡眠の専門クリニックへ行きましょう。
——ありがとうございました
<<この記事の前編『「眠れない…」もしかしてそれ、更年期かも?』
お話/林田健一(はやしだ けんいち)先生
医学博士、医療法人社団SSC理事長、スリープ・サポート クリニック院長
スリープ・サポート クリニックでは睡眠外来に加えて、終夜睡眠ポリグラフ検査など専門検査にも対応。
東京都品川区東大井1-18-8ミランビーナ1階(京急線鮫洲駅より徒歩2分)
03-3471-3020
(文/星雅代)
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