育ちの悪い人って思われないように…「カフェ・レストラン」で輝く上品なしぐさとは
公共の場などでも、誰も見ていないとついつい普段の行いが露呈してしまいます。
「レディは見られる意識と魅せる意識の両方が必要です」と話すのは、(一社)日本プロトコールアントマナーズ協会の松田玲子先生。しぐさにも気を配り、素敵に輝く大人の女性を目指したいですね。
【 気品を身につけるシンプルな教え#52 無意識のしぐさ編 】後編
右手でカップを持ったとき左手をそっとソーサーに添える
お気に入りのカフェで買い物や仕事の合間にひと息入れたり、気の合う友人や同僚とゆったり過ごすひと時は、日常の大事なリラックスタイムです。コーヒーや紅茶を飲むとき、右手でカップを持ったときには左手をそっとソーサーに添えて置いてみてください。よりエレガントな姿になります。
カップを持った時に指を揃えて持つ
美しいカップの持ち方は、取っ手を指でそっとつまむようにして持ちます。特によく見られているのが手元です。指先がきちんと揃っており、カップなどを丁寧に持つ仕草は、上品ですね。
低いテーブルの場合、カップとソーサーの両方を持ち上げていただきます
ホテルのラウンジなどでは、低いテーブルに飲み物を置くことがあります。このような場合は、カップだけを持ち上げずに、カップとソーサーの両方を胸の位置まで持ち上げて、カップを持っていただきます。通常の食事のテーブルの高さの場合はカップだけ持ち上げます。混同しないように気を付けましょう。
パンなどを取る際「わし掴み」にしない。親指・人差し指・中指の3本をメインに
サーヴィスの方がいないカジュアルなお店の場合、すぐに手づかみで、いくつものパンを取るのは上品ではないですね。親指・人差し指・中指の3本をメインにすると美しいものです。また、パンは一口大にちぎってから、召し上がってください。
片手で食事をするのはNG!
和食でも洋食でもいただき方で気を付けたいことは、片手だけで食事をしないことです。カジュアルなレストランでは、お箸やフォークが出てくると思いますが、お箸やフォークを持たない手を膝の上に置いたままにせずに、反対の手はお皿に軽く添えてお食事を致しましょう。
例えば、和食でお皿に乗った魚をいただく場合
右手でお箸を持つのであれば、左手をお皿に添えるとお皿が傾くなどの粗相を防ぐことができますし、見た目にもとても上品なしぐさになり、美しくいただくことができます。
洋食ではライスのお皿を持ったりしません
カジュアルな洋食のお店でいただく場合は、本格的なフレンチのお店とは違いますので、お好きに召し上がっていただいて結構です。しかし、1つだけ注意点があります。それは、ライスのお皿を持ち上げるか、またはお皿は置いたままなのかについてです。
お皿に入ったライスの場合は、お皿は置いたままでいただきます。お茶碗に入ったご飯はお茶碗を持って頂きますので、それと同様にライスのお皿を持ち上げたくなりますが、洋食ではお料理の乗ったお皿は置いたままにしますので、ライスも同様にお皿を置いたまま頂きます。
無意識の「しぐさ」を美しい所作に変えて
無意識で行うことの多くは普段の行いが出てしまいます。しかし、大人の女性として礼儀を踏まえた上でさらに美しく、品良く見せるための立ち居振る舞いを身につけたいものですね。お相手を思いやる気持ちを持つ事を意識するだけで、周りの印象を大きく変えることもできます。
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