
「お育ちのいい人」が劇場やホールでしない10のこと。どなたも教えてくださらなかったの?
コロナ禍で舞台やミュージカル、歌舞伎やオペラなどに足が遠のいた方は多いことでしょう。
観劇は演じる側もお客さんも集中して楽しんでこそ完成する生の芸術です。誰もが快適に観劇するための10のポイントを(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きしました。
【 気品を身につけるシンプルな教え#58観劇のマナー編 】前編
1・ミュージカルはカジュアルでOK。ですが、オペラやクラシックコンサート、歌舞伎の服装は?
日本ではクラシックのコンサートやオペラ等を行うコンサートホールには、ガラコンサートを除いては、ドレスコードは特にありません。だからといって、何を着てもよいということではありません。
コンサートホールで演奏を聴くという非日常の場に相応しい服装が望ましいのです。コンサートホールという同じ空間を過ごす者として、演奏者に対して、また、他の観客に対しての思いやりの心の表れとなります。
おしゃれをすることで劇場全体に一体感が生まれます
非日常を期待して、おしゃれをして来られる方が多いのは、おしゃれをすることで劇場全体に一体感が生まれるとも言えます。実は、欧米の伝統的な劇場では、カジュアル過ぎる服装の場合、入場お断りのこともありますので、海外での演奏会では注意が必要です。
2・コンサートでデート。いつもよりよく香る香水をつけたいのですがダメですか?
コンサートの時には香りにも注意が必要です。香りは、人によってそれぞれ好みが違います。演奏が終了するまでの数時間を同じ空間で一緒に過ごすことになりますので、香りについては、いつもより控えめになさり、デートの時は帰り際にお化粧室で付け直すなどなさってはいかがでしょうか。
3・動く度に音がする装飾品やガサガサ音がする衣服もNGです
動く度に音のするブレスレットやイヤリング等は演技や演奏の邪魔になりますので、つけるアクセサリーに気を付けます。また、体を動かす度にガサガサ音のする素材の服も、舞台を楽しむ方にとってはとても気になる音になってしまいます。
4・座席で前のめりになって舞台を見る人がいます。困りますね
ホールの座席で前のめりになっている方を見かけます。上演中は、座席の背もたれに背中をピッタリとつけて観劇するようにしましょう。
和服をお召しの場合は、帯が気になって浅く座ることになってしまいますが、この場合は、なるべく幅を取らない帯の結び方にしたり、ヘアースタイルもトップが高くならないようにします。同じく、高さや幅の広い帽子や大きな髪飾りなども後方席のお客さまの視界をさえぎって舞台上を見えづらくしてしまいますので注意を。
5・奥の席の方が後からいらした時、座ったままでお通ししていませんか?
ご自分が先に席に着いて、後から奥の席の方がいらした場合、座ったままではなく、すぐに席を立つのがスマートな振舞いになります。
中には座ったままで足元だけ後ろに下げている姿を見かけることがありますが、決してエレガントではありません。奥の席の方がいらしたら、すぐに席を立ちましょう。
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