49歳、低気圧のたびに繰り返す頭痛「まさか更年期症状なの?」最後に頼った解決策は

40~50代になり、「最近、いつも頭が重い」「頭が締め付けられるような感じが続く」などの悩みがありませんか?

日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期はホルモンバランスの影響で、さまざまなからだや心の不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性のお悩みに、「頭重感」があります。

今回は、更年期の頭重感を改善する方法について、「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。

 

頭が重いのは天気のせい?薬を飲んでがんばってきたけれど…

エミコさん(49歳)は、繰り返す頭重感と頭痛に悩まされています。

「急に頭が締め付けられるような痛みがしたり、朝から頭の重い感じが続いたりします」

市販の頭痛薬で痛みをごまかしながら、仕事や家事をこなしているというエミコさん。

「雨や台風など、気圧の変化のせいだと思っていたんですが、だんだんと調子のいい日が減ってしまって途方に暮れています」

市販薬を服用する頻度が増え、さらに薬の効果をあまり感じないようになってしまいました。

 

本当にこれ、お天気のせいかな? ついに頭が重すぎて、ずっと寝たままに

頭重感や頭痛がひどくて何もやる気がおきないエミコさん。

元気がなく、横になってぼんやりとテレビを見て過ごすことが増えました。

「具合悪いのがうつりそうだから、お母さんと一緒にいたくない」

そんなエミコさんの姿を見た娘さんから、きつい一言を言われたそうです。

「このままではいけない」

娘さんの言葉をきっかけに、エミコさんは思い切って病院を受診することにしました。

 

頭重感は女性ホルモンの減少が原因だった

「更年期になると、女性ホルモンが急激に減少して自律神経が乱れ、頭痛や頭重感といった不調を繰り返すことがあります」

と、エミコさんは医師から詳しい説明を受けました。

「漢方でバランスを整えて頭重感や頭痛を改善していきましょう」

医師からは、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)という漢方薬が処方されました。

半夏白朮天麻湯は、胃腸の働きの低下による水分代謝の乱れを整えて、頭痛や頭重を改善する漢方薬です。

「漢方をのみ始めてからは頭痛や頭重感がだんだんと軽減して、からだも元気になってきました。今では頭痛薬をのまなくても平気です。もっと早く受診したらよかったですね」

 

▶【後編】更年期世代の「頭痛」「頭の重たいどんより感」にオススメの漢方って?

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