人生100年時代! いくつになってもステキに年を重ねるための美容医療とは?

今や総人口の3人に1人は高齢者で、人生100年時代がスタンダートと言われています。まだまだ長い人生ですもの、自分らしく美しく年を重ねたいですよね。

そんな未来の高齢者をサポートすべく、北里研究所病院と自由が丘クリニックのタッグによって誕生したのがKJC 北里美容医学センターです。

そして今回、こちらの機関で活躍されているドクターに加え、ビューティ・ライフスタイルデザイナーの藤原美智子さん、そしてファッションプロデューサーの植松晃士さんをゲストに招き、「美しく生きる選択肢を学ぶセミナー」を開催。今回はその模様についてレポートします。

 

これからのエイジングビューティは「ノンサージェリー」が新常識

まず最初に登壇されたのは、医療法人社団喜美会・自由が丘クリニック理事長を務める古山登隆先生。日本の美容医療をリードしてきたパイオニア的存在で、注入療法の第一人者でもあります。

そんな先生曰く「いくつになってもステキな女性でいるためには、“ありのままの自分”では実は難しい」とのこと。なぜなら年を重ねたエイジングフェイスというのは、第三者の目線には「疲れていて」「悲しそうで」「怒っているよう」に見えるのだとか。

ふいに鏡に映った自分や気づかぬうちに写っていた写真の自分を見たとき、「私ってこんな表情しているの⁉」と驚いてしまった……。そんな経験がある人もいらっしゃるのでは? 普段、他人から見られている自分が実はその顔だったりするものです。

 

では、具体的にどのような対策を行うべきなのか。先生が推奨されていたのは「ノンサージェリー」治療を取り入れた美容医療。シワが深く刻まれたおでこにはボトックスを、ほうれい線が目立つ部分にはヒアルロン酸を注入する、いわゆるメスを使わない治療法です。

ただ、注入系の美容医療は入れすぎると顔がパンパンになってしまったり、表情筋がなくなってしまうイメージもありますが、それはあくまで過度な量を入れてしまった場合のこと。正しい量を守り、早めに施術を開始することで、エイジング予防だけでなく、肌の機能回復にも大きな影響を与えるのだそう。

そして今や若い世代にとって、ノンサージェリー治療は恥ずかしいことではなく、むしろ肯定的な美容術の1つ。品よく華やかな人生を彩るためにも、エイジング世代こそ前向きに取り入れるべきと話す言葉に、思わず大きくうなずいてしまいました。

 

手軽な施術でも「入念なカウンセリング」を忘れずに

次に登壇されたのは、北里大学形成外科・美容外科 客員教授の大慈弥裕之先生。 NPO法人自由が丘アカデミー 代表理事も務めており、眼瞼下垂をはじめ、美容外科や抗加齢医学の分野で活躍している敏腕ドクターです。

数々の症例を施術された先生が掲げた今回のテーマは、ズバリ「安全な美容医療について」。ノンサージェリー治療の発展で施術に対するハードルが下がった一方で、美容医療を受けるリスクをきちんと把握しない人も増えていることを危惧。同時にクリニック側も、時間をかけたカウンセリングを行うべきことを力説していました。

 

他にも具体的に良い施術や悪い施術など、私たち一般人にも分かりやすい症例をいくつか紹介。かつては一般的に行われていた施術が悪い施術として挙げられているなど、参加者一同大きな関心を寄せていた様子でした。

最後に、医療従事者と患者との間に信頼関係が築けていない場合は、施術を受けるべきではないこと。美容医療に関するウェブサイト上の情報は慎重に確認すること、そして困ったら迷わず医療安全支援センターに相談することを訴えかけていました。

 

イキイキとした美しさは「メイクと美容医療」の両刀使い!

最後に行われたのは、藤原美智子さんと植松晃士さん、そして北里大学北里研究所病院 病院長・渡邊昌彦先生を交えた、5名によるパネルディスカッション。エイジングフェイスによる悩みをテーマ、メイクアップと美容医療それぞれの対処法について、モニターに大きく映し出された写真をもとに、細かい解説が行われました。

 

「KJC 北里美容医学センターは予防医療や本格治療に加え、美容医療を導入した新しい機関。今回のイベントを通して、多くの人に美容医療の理解を深めてもらいたいです」(渡邊先生)

 

 

紹介された悩みは①肌質 ②まぶたのシワ&クマ ③肌のたるみ&ほうれい線 ④リップラインと、どれも年齢を重ねた女性が直面する悩みばかり。しかもメイクアップ術とオススメの美容医療の解説はどれも参考になる内容で、中には細かくメモを取る女性が見られるほどの充実ぶりでした。

 

 

最後に藤原さん、植松さん、古山先生から一言ずつアドバイスをいただいてセミナーは終了。大きな学びを得ることのできた講演内容で、あっという間の60分間でした。

 

「メイクや美容医療に年齢は関係ありません。悩むことなく淡々と取り入れ、大人こそ楽しんでいきましょう」(藤原さん)

 

 

 

「年齢を重ねることはみんな平等で、決して怖いことではありません。メイクも大いに楽しむべきだし、美容医療に挑戦することも悪くありません。ただし、美容医療に関してはカウンセリングはとても大事なこと。先生との相性もあるので、その場で決めなくても良いと思います」(植松さん)

 

「メスを入れるとガラリと変化するという、マイナスイメージは持たないでほしい。安全でナチュラルな美容医療を取り入れれば、美しさを保つことができます」(古山先生)

 

人生100年時代。ステキに年を重ねていくためには、自分をアップデートすることが必要です。そのためにはメイク、スキンケア、そして美容医療などのことを知って、自分なりに選択していくことが大切なのかもしれませんね。

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