マッチングアプリに挑む人。気をつけてほしい「意外なワナ」っていったい…?

2022.12.17 LOVE

あなたはマッチングアプリを使ったこと、ありますか? 試したことがある人の割合はこの5年ほどで恐らく20倍くらいに増えているのではないでしょうか。

20代30代ではすでに出会いの常識となりました。

そんな新常識であるアプリを使う際、「ワナ」っていったい何なのだろう?

SNSバズ常連の若き恋愛評論家・ジェラシーくるみさんの新著『そろそろいい歳というけれど』からお届けします。

 

マッチングアプリ虎の巻

先日、彼氏と別れて傷心中の友人に頼まれ、マッチングアプリの手ほどき会なるものを開催した。

講師は、アプリで痛い目を見たが今は大好きな彼氏と同棲中のA子、某国の傭兵や探偵、現役アスリートから60代の宝石商おじさんまでアプリを通じてあらゆる珍獣と出会ってきた百戦錬磨のB子、規約ギリギリセーフの未成年の頃から7カ国でアプリを有効活用してきた私の3人だ。

A子は昔、アプリで出会った男性と交際していたが、ある日を境に音信不通になった。心配して彼と同じ会社に勤める友人に生存確認をしたところ、見事に彼の妻子持ちが判明し、数日寝込んだ経験がある。数年たった今は別のアプリで知り合った好青年の彼と同棲しており、二人でベランダ菜園を始めたそうだ。

確かに隠れ既婚や体目当ての人も男女問わずいるけれど、それにしても私の周り半径5メートル以内でのアプリ普及率には目を見張るものがある。最近では、小学校からずっと女子校で箱入り娘の友人がアプリ経由で結婚した話、人柄も家柄もよいキンキラエリートの男友達がアプリで付き合った女の子と授かり婚をする話を本人たちから聞くことができた。

私たちはアプリ初心者の友人に、気をつけてほしい申し送り事項として3人の共通見解を伝えた。

 

その壱

 

鼻の高さや歯の白さなど、明らかに加工したプロフィール写真の人は自意識バグなので避けるべし。誰の子かわからない赤子を抱き上げているライオンキング写真、自己紹介欄に必死にクセ強めな文章を盛り込んでいる人も大地雷。プロフィール写真の正解は「そんなに盛れてない笑顔の他撮り(無加工)」。

 

 

その弐

 

マッチしてから挨拶もそこそこにすぐ会いたがる距離詰め男、「今夜、暇?」といきなり当日に誘ってくる無礼者はヤリモク妖怪なのでスルーすべし。いきなり容姿をベタぼめしてくる人も同系統の妖怪。「モデルさんですか?」「やば、めっちゃタイプです」「かわいすぎてムカつく笑」は、ナンパ塾界隈で有名な定型文なので要注意。同じ文面を擦り切れるほどコピペして1億人の女に送っている。

 

その参

 

自己紹介文の欄に、仲間、感謝、ビジネス、高収入などのワードや座右の銘、人生のモットーを書いている人は高確率でマルチなので、回れ右して逃げるべし。飲食関係の企業に勤める超イケメンとマッチして、いい感じに会話が進んだと思ったら、「俺ここで働いてるから、よかったら飲みに来て!」とホストの営業をかけられた……なんて悲しいパターンもある。

 

では初心者がマッチングアプリの罠に陥らないためには一体何に気をつければいいのか。

まずは違和感なく文面のコミュニケーションができる人であること。言葉選びや会話のテンポに心がざわっときた人は、リアルで会っても楽しい会話が成立せずに時間の無駄に終わることが多い。

また、相手のコミュニティや所属組織が、自分もしくは自分の友人とかぶっていることが望ましい。相手の出身校や勤務先が身近な響きを持っていればいい。「知り合いを1~2人経由すれば相手にたどり着く」くらいの距離が理想だ。というのも、2人以上経由しても自分がかすりもしない世界の住人と結ばれるには、まあまあな手間と奇跡を要するから。ちょっと違う文化の人の話を聞きたいとか、楽しくワンナイトできればいい、くらいのノリならいいけれど。万が一のことがあっても、A子のように自分の知り合いづてに相手の勤務先までたどれれば安心できる。

もっとも経歴詐欺の常習犯もたまに出没するので、野生の勘と人を見る目を養っておかなければならないが。

LINEの名前もチェックしたほうがいいだろう。フルネームで登録されているとベストだ。何かしら後ろめたいことがある人は、姓名のどちらか一方だけやあだ名で登録している場合が多い。もちろん私も不名誉ながらその一人だ。なお「K」などイニシャルだけの人は詐欺師か、異国のスパイだと見なしていい。

そしてアプリでの出会いに慣れるまで、初対面の人とは「明るい時間帯」に「人目につきやすい場所」で会おう。最近はデートの約束やお店決めまで代行してくれるアプリも多い。相手に場所を任せるのが不安な人や、お茶一本勝負のデートでコスパよくさばきたい人のニーズには最適だ。

相手の過去や経歴詐称が気になった場合は、監査という名のネトストに挑戦するのもいいだろう。インスタ、フェイスブック、ツイッターどれか一つでもSNSのアカウントが特定できれば、フォロワーやタグづけから周りの友人がどんな人か、普段どんな生活をしているか、大体つかめる。

相手が鍵垢の場合は、ネトスト用の偽アカウントを使って彼と同じ学校や職種をプロフィール欄に書いておき、「よろしくお願いしまぁぁぁっす‼」とフォロリクを送ってみよう。

また、会った際には車や運転、証明写真などの話題を経由して「一応、見せ合いっこします?」と冗談交じりに免許証を見せ合い、身元を確認するという荒業も覚えておくといいだろう。

 

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