更年期「朝起きられない」「目覚めが悪い」「立ちくらみ」低血圧を漢方で改善するには?
更年期女性が持つお悩みのひとつに「低血圧による不調」があります。
WHOでは世界共通の基準として、収縮期血圧100(mmHg)以下、拡張期血圧60(mmHg)以下を低血圧としています。
低血圧により生じる不調には、立ちくらみやめまい、朝起きれないなどがあります。
今回は、更年期の低血圧による不調を改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。
▶【前編】48歳、更年期のだるさで「朝起きられない」。娘の激怒で家庭崩壊の危機、立ち直るまでの紆余曲折
「低血圧で朝起きられない」を根本改善したい人は、漢方薬がおすすめ
「朝起きられない」「目覚めが悪い」といった「低血圧による不調」は、更年期症状のひとつです。
更年期の不調改善には、日本産婦人科学会も推奨している漢方薬がおすすめです。
更年期になると、女性ホルモンの急激な減少により、血圧調節に関わる自律神経のバランスが乱れて、低血圧になりやすくなります。
血圧が低いと脳が酸素不足になり、朝の目覚めが悪くなると考えられています。
低血圧の原因は、ホルモンバランスの乱れ以外にも、血液循環機能や気力の低下、自律神経の乱れなどが考えられます。
更年期の低血圧による不調の改善には、「ホルモンバランスの乱れを整える」「血流をよくして心臓に酸素や栄養を届ける」「消化・吸収機能を高めてからだを元気にする」「自律神経を整えて血圧を正常にする」といった漢方薬が選ばれます。
不調の改善だけでなく、根本的な体質改善を目的としている漢方薬は、自然由来の成分がからだに優しく働くため、毎日飲むだけで症状の解決を目指せます。
<更年期の低血圧による不調の改善におすすめの漢方薬>
- 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう):立ちくらみや動悸が気になる方に。
- 四物血行散(しもつけっこうさん):月経異常や貧血が気になる方に。
- 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう):めまいや胃腸虚弱が気になる方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家に力を借りるのがおすすめです。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
相談もスマホで完結しますので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
更年期の低血圧の悩みから抜け出そう!
「朝起きられない」という低血圧の悩みの原因は、更年期かもしれません。
ひとりで悩まずに、専門家へ相談してみませんか?
漢方薬で心とからだのバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
●漢方女子:https://www.facebook.com/kampojoshi/
スポンサーリンク