「よよ」ではありません。「予々」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「予々」です。
「予々」の読み方は?
「予感(よかん)」や「予習(よしゅう)」でお馴染みの「予」ですが、「予々」の読み方は「よよ」ではありません。この読み方はどこかで一度は耳にしたことがあるはずです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「かねがね」です。
「予々」とは
以前から。あらかじめ。かねて。
出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。「兼兼」とも書きます。
面白い「予」の成り立ち
「予」という漢字を調べてみたところ、「予」は別の意味を持つ2つの漢字をまとめたものなのだとか。
1つ目の漢字である「豫」は音を表す字と意味を表す字を組み合わせてできた形声文字で、音符「予(ヨ)」と意符「象(ぞう)」から成り立ちます。もとの意味は大きな象ですが、まえもって準備するという意味に用います。
2つ目の漢字である「予」はものの形をかたどって字とする象形文字で、糸を織物へと織りあげる機械である機(はた)の横糸を通す「杼(ひ)」の形をかたどったものです。日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」によると、杼を横に押しやることから「あたえる」意味を表し、借りて、自称の代名詞に用いられるようになった、と書かれています。
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