CAに学ぶ!40代女性がオフィスで相手を「巧みに操る」4か条

2017.07.21 WORK

相手を変えることはできない。まずは自分が変わらなければ――この文句は、半分正解で、半分は間違い。賢い女性は「相手を巧みに誘導し、動いてもらう」のです。CA歴4年、クラブのママ歴10年の筆者がお伝えします。

 

まずは「安心感」を与える

人を動かそうと思った時、まず優先すべきは「安心感」を持ってもらうことです。「私はあなたの敵ではありません」「あなたの領域も侵しません」と、笑顔や雰囲気、声かけ、距離感などでアピールするのです。警戒心や敵対心を抱かせてしまえば、人は決して心を開いてくれません。協力もしてくれません。まずは相手の負の感情を取り去り、安心感を与えましょう。

 

最初の一言で、相手をいい気持ちにさせる

自分の意見を通したい時、冒頭に相手のプライドをくすぐる演出は必要です。

例えば、「物事を公平に見る〇〇さんなら、ご存知と思いますが」や「〇〇さんのような思慮深いかたなら、すでにお気付きと思いますが」など。

この一言を添えるだけで、あとに続く言葉が受け入れられやすくなるのです。

反対意見を持つ相手にも、「〇〇さんほど物事を見極められる方が、反対なさるのは、どのようなご心配があるのでしょうか?」と穏やかに尋ねてみましょう。

きっと他の人には言わない心の内を吐露してくれるはず。そこからじっくり話しあい、説得することが大切です。

 

「脅し」ではなく「お願い」を

例えば、「今月の売り上げノルマが達成できないかもしれない」という場合、「目標額に達しなかったら、大幅に給料カットですよ」などとネガティブワードで脅せば、相手はふてくされ、委縮し、仕事のパフォーマンスも下がることが予想されます。

大切なのは

1・「ノルマ達成」という目標を、皆がしっかり共有すること。

2・「ノルマ達成に向けて、一人一人が知恵と力を出し切るよう、どうかお願いします」と明るく「お願い」すること。

恐怖や脅しでのコントロールで良い結果は生まれません。ポジティブで謙虚な姿勢が成功へと導き、人はあなたの為に動いてくれるのです。

 

感謝は言葉できちんと伝える

相手が思い通りに動いてくれた時、「お礼・感謝の言葉」のアフターフォローは必須です。

「○○さんのお陰で、皆にもいい影響が出ました。ありがとうございます」「ご相談に乗ってくださり、心から感謝しています」「○○さんの一言が、部内の窮地を救ってくれました」と伝えるのです。感謝と賞賛を言葉で伝え、今後もいい関係、いい仕事ができるよう信頼を深めましょう。

 

人を動かすコツは意外と些細な場所に落ちています。「(決して媚びではない)相手をいい気分にさせて、喜んで動いてもらう」「相手をさりげなく褒める」「感謝は惜しみなく伝える」。敵対することなく、互いがWIN-WINになるよう、常に思考を巡らせましょう。

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