育ちのいい方がいつでも忘れない「気遣い」の言葉、あなたは普段いくつ口にしていますか?
なんとなく感じがいい女性というのは、無意識に発している気遣いの「ひとこと」があるのです。
会った瞬間に好印象を持たれる女性になるために8つのポイントを(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に教えていただきました。
前編『育ちのよい人は「お気づかいの言葉」を口ぐせのように繰り返すのをご存じでしょうか?』に続く後編です。
【 気品を身につけるシンプルな教え#64ひとこと気遣いのマナー編 】後編
プレゼントのお礼ははっきりと伝えていますか?
プレゼントをいただいたとき、嬉しくともリアクションがわからないという方がいます。プレゼントのお礼は控えめではなく、はっきりと「お心遣いをありがとうございます」と声に出し、できましたら思いきりの笑顔や、驚いた表情を見せて、大きく反応をしても良いと思います。プレゼントをした相手は、「気に入ってくださったかしら?」と心配なものです。
食べたいものを聞かれたとき、「何でもいいです」と言ってない?
たとえば何人かでレストランへ行きメニューを決めるとき、相手に合わせなければ……と考えてしまう方がいるようです。「これを苦手と言ったら、周りにどう思われるかしら」といった心理が働くからでしょうか。
しかし相手に合わせてしまうと、苦手なものがわかったときにまわりに迷惑をかけてしまうこともありますので、自分の好みをしっかり伝えるようにしましょう。
好きなもの、苦手なことを普段からそれとなく伝えておくと、周りの人に気を遣わせることも減らせますし、コミュニケーションはより円滑になりますね。
電話をかける際、おもむろに要件を言わないで!
電話をかける時に「今、お時間よろしいでしょうか」と、初めに確認していることと思いますが、これは、相手の方が電話に出る前まで他のことをしていることを慮って確認することなので、ともて大切なことです。
レストランやショップで、声をかけるときは「すみません」よりもいい言葉は?
一流のショップ等で店員の方に声をかける時は、「すみません」よりも「恐れ入ります」をお使いになると良いと思います。その場に応じた言葉を選べることも洗練された大人の証ではないでしょうか。
仕事仲間や友人の間で人の噂話が出たら言う「ひとこと」とは?
会話をしている時にその場にいない方の噂話が出ることもあります。その場合、「あなたはどう思う?」と尋ねられたら、即答しないことをおすすめします。即答するということは、 同じ意見を持っていると思われてしまうからです。
もし尋ねられたら「そうかもそれませんね」などとはっきりと答えずに、できれば、他の話題に変えてしまうのも一つの方法です。噂話は、人として一番下品な行為であることを心得ておくと良いでしょう。
このように、感じがいいと思われる女性、好印象を持たれる女性というのは、その場がふわっと和みほっこりとした空気が流れる「ひとこと」を持っています。「ひとこと」によって、お互いの心を通い合わすことができれば素敵ですよね。
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