「つめ」ではありません。「笊」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「笊」です。
「笊」の読み方は?
「笊」という漢字の中に「爪」という漢字が含まれていますが、「笊」の読み方は「つめ」ではもちろんありません。「笊」という漢字を日常生活で見かける機会は少ないかと思いますが、「笊」そのものは生活に馴染みのあるものといえます。たとえば「笊」はキッチンにあります。とはいえキッチンにある「笊」は、現代では竹製ではなく針金やプラスチック製のものが多いかもしれませんが……。
正解は……
「ざる」です。
「笊」は
1 細長くそいだ竹や針金・プラスチックを編んで作った中くぼみの器。盆ざる・目ざる・米揚げざるなど。
2 抜け落ちるところが多くて効果があがらないもののたとえ。
3 《酒をいくら注いでも溜まらないことから》俗に、大酒飲みのこと。
4 「笊蕎麦ざるそば」の略。
5 「笊碁ざるご」の略。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
余談ですが……「爪」と「瓜」の覚え方
「笊」に含まれる「爪」という漢字はものの形をかたどって描かれた象形文字です。日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」によると、
上から下に向けた手の形にかたどり、物をつかむ、つかんで持ち上げる意を表す。
出典元:爪|漢字一字|漢字ペディア
とあります。
「爪」によく似た漢字に「瓜(うり)」があります。この漢字もまた象形文字で、つるに下がっているうりの実の形をかたどっています。
漢字そのものが持つ意味を知っていたり、馴染み深い漢字であれば混乱せずに済むかと思いますが、「どっちがどっちだっけ?」となったときには、ぜひ以下の言葉を思い出してみてください。
「瓜に爪あり、爪に爪なし」
「瓜」と「爪」の違いを分かりやすく教える句として知られています。
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