すべての「結婚したい女性」に大声でお伝えしたい。婚活は「38歳までに終わらせるべき」これだけの理由

2023.06.28 LOVE

40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第17回目は、不定休のお仕事で男性と知り合う機会すらなかったオトナ女子。ナオさんです。親の勧めで結婚相談所に入会したものの、年齢が壁となりなかなか成果が出ません。そんな中珍しく参加したパーティで行動を起こし、見事結婚を果たしました!

どこで彼と出会ったの?

彼はどんな人?

どうしたら結婚できたの?

などなど、気になるオトナ婚の実態に、ライターのミナト薫(47歳)が迫ります。

【40代以降で成功!「オトナ婚」第17話(中編)】

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39歳は婚活パーティに参加することすらできない !?

――ナオさんのモチベーションが下がったことの理由に、「39歳の壁」があったそうですね。

「そうなんです。そもそも婚活パーティって、参加者に対する年齢制限というものがあります。私が行っていた婚活パーティは30代向けだと年齢制限が『39歳未満』。40代向けだと『40歳以上』となっているんです。つまり、『39歳』はどちらにも参加できないんです」

 

――ホントだ!39歳だけスポッと抜けています!

「年齢制限に引っかかるので39歳の1年間はほとんどイベントやパーティに参加できませんでした。変な仕組みですよね(笑)

あと、イベント以外にも結婚相談所に男性が登録する際、男性が女性に対する希望として39歳未満と登録するとしますよね。そうすると39歳の私ははじかれちゃうんです。

イベントやパーティでも年齢的に参加できないし、相談所経由での申し込みもないし。私の39歳は実質何もしていませんでした(笑)」

 

――そんな落とし穴が…

「でも私も婚活に疲れてきていたので、ちょうどいいタイミングかな、と開き直ったんです。タイミングが来るときは来るだろうし、一生独身かもしれない、焦らず運命に委ねてみようって、腹をくくった時期でしたね。

両親がいなくなったら私一人になっちゃうので、今のうちから一人で生きるための準備しよう、など、おひとり様人生をどう過ごすか、という方に気持ちが向いていました」

 

ひさびさの大規模イベントで運命の出会いが

――そんなタイミングでご主人と出会うことになった、100人規模のパーティに参加されたんですね!

「はい。ある時相談所から『これまでより規模の大きい婚活パーティをします』というアナウンスが届いて。今までは20〜30人規模の小さなパーティばかりだったんですが、参加者条件の居住エリアを広げたことで、100人以上集まるパーティとなっていました。そこに私も参加して、今の夫と出会いました」

 

――そのパーティで旦那様とはどうやって出会ったんですか? ナオさんから声をかけたんですか?

「はい。最初に参加者全員が簡単な自己紹介したんですが、その時に彼を見てその瞬間に『あの人かっこいい!』と思って目をつけました。私は身長が165cmあるのですが、彼は180cm。ヒールを履いた私よりも背が高くて。一緒に並んでも釣り合うんですよね。しかもちょっと濃いめの顔も私好み。声もよくて私の理想にドンピシャでしたね」

 

――ついに、ナオさんの恋愛スイッチが入りました!

「その時私は40歳で、あと1ヶ月で41歳になるタイミングだったんです。39歳を棒に振ってしまっていた分、マインド的にも『40歳のうちにもう一回頑張ろうかな』と思っていました。

それでフリータイムの時に自分から話しかけたんです」

 

――実際にお話をしてみてどうでしたか?

「まず感じたのが『めちゃくちゃ普通の人だー』ということですね。私の苦手な『ぐいぐいくるタイプ』ではない。それがまたよかったですね。緊張もしなかったし、疲れなかった。

パーティ中は他の男性ともお話したんですが、私の頭の中は終始彼のことでいっぱい(笑)。『別の人と話してたら、イベントが終わっちゃう!これはまずい!』と思って。

ちょうどその時に近くに相談所のスタッフさんがいて、目で合図して、こちらに来てもらったんです。無言で『助けて〜』って(笑)。そうしたらその方が察して『どうしたの?』聞いてくれて。その方に『最初にお話しした方ともう一回話したいんです。どうしたらいいですか?』と伝えました。そうしたら彼女が『私に任せて!』って彼を呼んできてくれて、私が聞きたそうなこと、住んで着る場所や仕事内容などを彼女がバーッと聞いてくれたんです」

 

――旦那様の職業とナオさんのお父様の職業がたまたま一緒だったこともあって、話が盛り上がったんですよね?

「はい、割と珍しい職業なのに彼の仕事と私の父の仕事がまったく同じだったんです! それでグッと距離が近づきました」

 

――旦那様は結婚願望が強くて、そのパーティに参加されていたということでしょうか。

「いえ、それが(笑)。彼も私と同じで、そもそもは親が勝手に相談所に登録しちゃってたパターンで。私と出会ったパーティが、初めてのイベント参加だったんです。なので結婚相手探しというより、『タダでお酒飲めるのかな〜』程度の感覚で来ていたそうです(笑)。その力の入っていない雰囲気が、私の求めているものとあったのかもしれませんね」

 

パーティ後は居酒屋へ。普通すぎる二人はそこでもさらに気が合って

――無事、婚活パーティで二人はマッチングを果たしました。パーティが終わったあとは、どこかに行かれたんですか?

「通常なら喫茶店とか小洒落たレストランとかに行くものなのですが、パーティが終わった時間帯がちょうど夕方で、ランチはやっていないし、喫茶店もいっぱい。夕方から空いているチェーンの居酒屋が目に入ったので、私から『ここでいいんじゃない』といってその店に入りました」

 

――出会ったばかりで居酒屋に行くのも珍しい気がします。

「自然体すぎましたね(笑)。彼もびっくりしていて『本当にここでいいの!?』って言ってました。彼は相談所の方から『最初のデートはちゃんとしたお店に連れて行ってくださいね。女性はそういうところ気にするから』と言われてたようなんです。

なのに私の方から『ちょうどここなら空いてるし、お酒も飲みたいんでしょ? 軽く食べることもできるからここでいいじゃん』と居酒屋を指定してしまって(笑)」

 

――そもそも婚活パーティでナオさんと出会った時、旦那様はナオさんに対してどんな印象だったんでしょう?

「私が彼に抱いた印象と同じで『普通の子がいるなー』という印象だったそうです(笑)あと夫は背が高くて顔が濃いので、女性から怖がられることも多かったみたいなんです。そこに私がスーッと寄ってきて話しかけてきて、『僕のこと怖がらないんだ』と思ったみたいですね。あと、1回目のデートで居酒屋に行ったのも『この人と一緒なら気を遣わなくていられそう』と好印象だったそうです」

 

――ナオさんもご主人も、平熱を保ったままお付き合いがスタートした感じですね。情熱的に燃え上がることなく(笑)

「夫が私との結婚を考えたのも、『この機会を逃したら、俺は一生独身だろうな。じゃあ結婚した方がいいかな』という感じらしいです(笑)。まるで後ろ向きの決断のように聞こえるかもしれませんが、そういうわけでもなく。むしろ結婚してから恋愛が始まったという感じかもしれません。」

 

片道2時間かけて休日出勤のナオさんの職場に会いにきてくれた

――結婚までにデートは頻繁にできたんですか? ナオさんのお忙しい働き方は変わらずですよね。

「婚活パーティ終わってから、2週間ぐらい会えないことがあったんです。私が仕事をなかなか休めなくて。そうしたら彼が私の仕事が終わる時間に、わざわざ職場の近くまで会いにきてくれたんです。彼の家からは2時間ぐらいかかるのに、翌日も仕事だから会う時間もそんなにないのに。

そんな愛情表現を受けたのは初めてだったので、私も『この人とずっと一緒にいたいかも』と思い始めました。

そこから私もできるだけ土日のどちらかは休みを取るように頑張りました。夫も本来平日は休めない仕事なんですが、時々平日休みをとってくれて。今思えば無理して休んでくれていたんだと思います」

 

――結婚相談所でマッチングした場合、規定の期間内に結論を出さないといけないんですよね?

「はい。私たちのところは3ヶ月お試しで付き合って、そこでこのままお付き合いを継続するか別れるかを決めるというルールでした。私の中では、彼が職場まで会いに来てくれた時点で『確定』でしたけどね(笑)」

 

お試し期間を経て、正式に付き合うことになったナオさんと彼。そのまま無事結婚へと向かうのでしょうか。後編では、二人が「喧嘩しない」ために意識していること、幸せに添い遂げるために考えていることを伺います!

 

 >>次ページ:恋愛マンガだけの話じゃなかった「お試しのお付き合い期間」。これがとっても大切な理由って

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