性交痛ってどんな治療をすればいいの? かかる費用は?【宋美玄×アルテイシア】6
更年期世代から始まり、閉経後の女性の約半数に起こると言われている「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」。
ひらたく言うと尿漏れ、頻尿、性交痛など「おシモ」の諸症状のことですが、なかなか周囲に相談しにくく、ひとりで悩んでいる女性も多い問題です。
そこで今回オトナサローネでは、産婦人科医の宋美玄先生と作家のアルテイシアさんをお招きし、読者50名の皆様と一緒に「おシモ」の問題に関してオープンに話す公開オンライン取材を開催しました。
1時間半の取材を13本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は6本目です!
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【宋美玄×アルテイシア公開取材全文ログ#6】
性交痛はどうして起こるのか
アルテイシアさん:お次は性交痛。これについては、私が今現在、性交してないので分からない状態です。
宋先生:性交痛はアラフィフになると出てくるけど、かなりホルモン補充が効きます。あと、私のクリニックではやってないけれど、モナリザタッチとかレーザーとかがあるけど…。値段に見合ってるのかな?とは思う。5万~くらいかかって、効果は半年とかだから。
アルテイシアさん:それ『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』で出てきて、
宋先生:レーザーも色々あるんだけど、やってる先生は「刺激をしてコラーゲンを増やす」って言ってて、それでセックスが改善して、リピーターも多いらしい。
アルテイシアさん:ローションじゃだめなの?
宋先生:病院に来る人は、ローションくらいはもう試していて、それでもダメでくるのよ。摩擦じゃない痛みがあるんだろうね。
アルテイシアさん:穴がちっちゃくなってるってことなの?
宋先生:穴が萎縮してる人もいます。(更年期世代は)血流が減るので。
アルテイシアさん:ホルモン補充である程度は改善するものなのよね?
宋先生:うん、ある程度は。
治療にかかる具体的な金額
アルテイシアさん:更年期の治療全般だと思うのだけど。私は昔、宋さんに「更年期の治療って今すごく選択肢が増えているから心配しないで」って言われて大船に乗った気分になったのですけど、気になるのはやっぱりカネですね。私は不安定なフリーランスなのであまりお金はかけたくない。
宋先生:膣だけに補充するならかなり安いよ。1錠10円とかちゃう? 月に1000円は絶対いかないです。
アルテイシアさん:性交痛でホルモン療法受けたいっていう人なら、それくらいで済んじゃうんだ!
宋先生:膣だけやったらそれくらいやし、全身に補充したい場合でも1000~2000円だと思う。
編集部:私、ホルモン補充受けてますけど、月2000円いかないくらいです。サプリより安いみたいな感じです。
宋先生:サプリは高いですからね…。
アルテイシアさん:いざ来るべき更年期に備えて気が軽くなりました。
宋先生:そんなに高いお金はかからないです。
アルテイシアさん:みなさん安心してください! 更年期になってもそんなにお金はかからないです!!
▶▶次回「年をとると、デリケートゾーンも顔と同じようにたるんでいくんです。そこで起こる問題とは」に続きます(5/26 20:30更新)
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■アルテイシアさんの作品は!
『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』650円(10%税込)/幻冬舎
『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』781円(10%税込)/幻冬舎
『田嶋先生に人生救われた私がフェミニズムを語っていいですか!?』1650円(10%税込)/KADOKAWA
■宗美玄先生のクリニックは!
丸の内の森レディースクリニック
東京都千代田区丸の内1・5・1 新丸の内ビルディング9F
(文/星雅代)
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