「いいひと」だけど「セックスはしたくない」。婚活でネックになっているこの感情は【40代、50代の性のリアル】#6(後編)
正解は、いまはわからない。
いまアオイさんは、以前登録していたのとは別の結婚相談所に入会している。
「苦戦中です。この年齢になって婚活をすると、現実をイヤというほど突きつけられます。つい自分を卑下してしまって、特別好きでもない相手につい合わせてしまうこともしばしば。まだ早いと思っているのにセックスをしてしまうのも、相性を見極めたいというのももちろんありますが、そんな自分の弱さからだと思います。ぬくもりもほしいです。そして、したあとは必ず不倫の彼と比較して物足りなさを感じ、もっと合う人がほかにいるんじゃないかと思ってしまう。それだけ私にとっては大きな存在だったのだと、いまさらながら思い知らされました」
セックスをすればいい方向に進むとはかぎらない。ただ、セックスをして初めてわかることもある。「これがベストのタイミングだった」というのは、その時点ではきっとわからない。
ただアオイさんは「気持ちよくなれないのは、自分が悪いわけじゃない」ことを知っている。これがベースにないまま、会って日の浅い相手とセックスするのは、きっとハイリスクだろう。
>>次のお話「50歳目前、セックスは週2回するけどイッたことがない」へ(4/27更新)
<<この記事の前編:「婚活中のセックス、傷つくことも多かった」
【編集部より】
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