延々続いたゆきずりセックス、そして迎えた結末は【40代、50代の性のリアル】#9(前編)
夫よりまぶしい存在
「夫とは3年ほどセックスレスでした。穏やかでいい人ですが、私より18歳上でもう半分おじいちゃんって感じで、セックスへの意欲もなかったみたいです。私も夫に性的魅力を感じないし、家族になった夫に乱れているところを見られるのが気恥ずかしいような気もしていました。さらに夫は早期退職していて収入がほとんどなく、私が家族3人の生活を支えていました。そんなときに仕事で活躍していて経済力もある男性と出会って、一気に惹かれました」
衝動のまま共にしたベッドで、ハルカさん自分のなかで欠けていたピースが埋まっていく感覚があった。
「ナオユキさんはED気味ではあったのですが、そのぶん徹底的に尽くしてくれました。これまで結構遊んできたようで、どうしたら女性の身体を気持ちよくできるかを、よく知っている人。肉体的な快楽もさることながら『かわいいね』『きれいだよ』と声をかけてくれて……私いま認めてもらえてる! と胸が熱くなったんです。思い返すと、ゆきずりのセックスをくり返していたのも、誰かに認めて、受け入れてもらいたかったからなのかもしれません。セックスしているあいだは、必要とされているなぁって実感できるから」
おそらくハルカさんは日々のなかで人から認められ、必要とされている人なのだと思う。けれど本人にその実感がなく、自分に自信を持てずにいる。それには理由があり、ハルカさん自身もいまは十分にそのことを自覚している。詳しくは追って明らかにしていくとして、いまは不倫の展開についてうかがおう。
>>後半「まるで麻薬のような、彼とのセックス。お互いに家庭があるけれど…彼の『結婚しよう』という言葉を信じて」に続く
<<ひとつ前の話「初体験は19歳。おとなしかった少女が、何人ものセフレを持つようになったワケ」へ
【編集部より】
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三浦ゆえ・著/
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