いくつになっても、また絶叫するような歓びを味わいたい【40代、50代の性のリアル】
もういちど、あの絶叫するような歓びを味わいたい
そんなマチコさんが「50代のうちに、女性用風俗を利用してみたい」と願うのはどうしてだろう?
「ソロ活では、中でイッたことがないんです。一度挿入してみたら私の粘膜が弱かったのか、角度が悪かったのか、出血してしまい……。なのでいまは、外への刺激だけで満足しています。でも、女性として生まれたからにはもう一度、あの死ぬほどの気持ちさを味わってみたいんです」
そのために婚外セックスを検討したこともある。けれど、好きになってはいけない人を好きになってしまうクセがあり、つらい別れを何度か経験したため、「お金でプロに頼むのが、きっとよい」という結論に至った。どんなお店があるんだろうと、調べたこともある。サービス内容や料金、利用した人からの評判などをつぶさにチェックした。
生涯最高の体験…深夜ドライブで「手だけの長い長い愛撫」が忘れられない
“あの”死ぬほどの気持ちよさをもう一度、というマチコさんには、忘れられない思い出がある。現在の夫と知り合ったのは、バイト先。当時は別に彼氏がいたが、別れたかった。その一方で夫のことが気になり、想いが高まった末、彼氏とは別れることにした。
「私からの告白でつき合うことになったその日、深夜のドライブに出かけたんです。車のなかで抱き合ったのですが、コンドームがなくて最後まではできませんでした。でもそのとき彼が手で長い時間、愛撫してくれたのが、強烈に気持ちよくて忘れられません。あのときを超える快感は今後も体験できないだろうと思うくらい」
その思い出があるから、マチコさんは行動できるのではないか、「女性用風俗を利用してみたい」と自分の欲望を発露させる場を決められるのではないか。自分はいいセックスを知っている、気持ちよくなれるというのは、ひとつの自信で、それがあるのとないのとでは、大きな違いになる。
50歳になる前に死んでいたかもしれなかった。この歓びをもう一度
マチコさんは現在、目標実現に向けて貯金に励んでいる。
「私は専業主婦なので、いますぐ利用しようとなると、夫の稼いだお金を使うことになって、それは違うと思うんです。生活をやりくりして自分で貯めたお金なら、堂々と行ける気がしています。病気のこともあって、50代になる前に死んでてもおかしくなかったと自分でも思うんです。ここまで生き延びたんだから、自分にご褒美をあげたい。それが私にとっては、女性用風俗なんです」
その目標を達成したあかつきには、ぜひもう一度お話を聞かせてほしい。
>>>次の話「40代、年をとった私とセックスしたい男性っているんですか?」5/4 22:30更新
この話の前編>>53歳主婦が結婚32年目で「女性用風俗」を検索したワケ
【編集部より】
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三浦ゆえ・著/
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