「ひょう」でも「あられ」でもありません。「霙」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「霙」です。
「霙」の読み方は?
「霙」の読み方は「ひょう」「あられ」ではありません。ですが非常に惜しいといえます。なお、「ひょう」は漢字で「雹」、「あられ」は漢字で「霰」と表します。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「みぞれ」です。
「霙」は
1 雪が空中でとけかかって、雨とまじって降るもの。ひさめ。
2 かき氷に蜜をかけたもの。水(すい)。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「雨(あめかんむり)」に「英」とあったら「みぞれ」、「包」とあったら「ひょう」、「散」とあったら「あられ」です。
ここで1つ疑問が浮かびました。
「霙(みぞれ)」「雹(ひょう)」「霰(あられ)」の違いはなんでしょうか。
まず、「雹」と「霰」ですが、気象観測では直径が5ミリ以上のものが「雹」、5ミリ未満のものを「あられ」と表します。
そして「霙」は、「雹」と「霰」が空から降ってくる「氷の粒」であるのに対し、雨と雪が同時に降る現象を指します。
そのため、以下の参考文献にも記載がある通り、「みぞれまじりの雨」という表現は適切な表現ではありません。「霙」だけで、雨と雪が混じった状況を言い表すことができるからです。
参考文献
- 「ひょう」と「あられ」の違いは? | ことば(放送用語)
- 「みぞれまじりの雨」という言い方は正しい? | ことば(放送用語)
- 雹(ひょう)や霰(あられ)の違い|最近の放送|石川さん情報LIVE リフレッシュ
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