更年期の頭痛におすすめの漢方は?肩こりからくる頭痛なら「釣藤散」

更年期世代の女性のお悩みのひとつに「肩こりからくる頭痛」があります。

今回は、肩こりからくる頭痛の改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

前編『ひどい頭痛で仕事で重大なミス…慢性肩こりが引き起こした40代女性の痛い経験』の続きです。

 

肩こりからくる頭痛には「釣藤散」を試してみて

肩こりからくる頭痛に悩む女性には、釣藤散(ちょうとうさん)という漢方薬がおすすめです。

釣藤散は「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」で推奨されている漢方薬のひとつで、とくに緊張型頭痛に対して処方されています。

釣藤散は、「脳血管をひろげ脳循環をよくし、筋肉の緊張を改善する」働きのある釣藤鈎(ちょうとうこう)という生薬が主薬です。

他にも、「炎症や痛みを緩和する」「胃腸の働きをよくする」「自律神経を整える」といった働きのある生薬を含んでおり、肩こりを伴う頭痛の改善が期待できます。

釣藤散は、以下のような症状のある方に適しています。

・肩こり

・頭痛

・イライラしやすい

・高血圧

・めまい

釣藤散は心とからだのバランスを整えるため、肩こりによる頭痛だけでなく、さまざまな不調を訴える更年期前後の女性に対してとくに有効とされています。

 

漢方を選ぶときは専門家に相談するのがベスト

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家の力を借りるのがおすすめです。

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。

相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に話せます。

繰り返す肩こり頭痛から抜け出そう!

あなたを悩ます肩こり頭痛の原因は、ホルモンバランスの乱れかもしれません。

ひとりで悩まずに専門家に相談してみませんか?

漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、毎日を笑顔で過ごしていきましょう。

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師 
清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。

現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/[/hidefeed

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