鈴木砂羽さん「更年期世代、日々本当につらい」。ずっと寝てたっていいんです、女性同士で助け合っていこう

現在50歳の俳優・鈴木砂羽さん。ドラマ『相棒』などで活躍を続け、アクティブなイメージを持つ砂羽さんですが、実は更年期の不調にもかなり苦しんできた経験が。

そんな砂羽さんの「乗り越え方」って?

オトナサローネ「アフタヌーンエイジプロジェクト」とキッコーマン ニュートリケア・ジャパンがコラボ開催した『「更年期の対処法」リアルトークイベント』より、砂羽さんの金言をピックアップ! 6日連続でお送りします。

 

更年期は「できない自分」を責めないこと。つらい日はずっと寝ていていい!!

とはいえ、どれだけ対策をしてもこれまでに比べて疲れやすさがぐんと増し、家事もしんどい日、場合によっては朝ベッドから起き上がることすら難しい日が出てくるのが更年期です。大抵の人は波があると言い、調子のいい日もあれば、反動のように沈む日もあるでしょう。

 

「みなさんご経験かと思いますが、本当に日々つらくないですか? 本当に家も出たくないし、誰にも会いたくないし、本当にきついなという日があると思うんですよ。

 

47~48歳くらいからは、外に出たくなかったり、誰にも会いたくなかったこともたくさんありました。ただ、ちょうどコロナだったので外出せずにいられたし、仕事も少なめだったので、だいぶ隠れられました。そして、引きこもろうと決めて。誰にも会いたくないし、しゃべりたくないし、ちょっと買い物に出かけただけで疲れたーと帰ってくることもあったので、それでいいと思ったんです、私」

 

ちょっと驚きです。「表に出るのがお仕事」である俳優さんが「引きこもろうと決めて」いたという、その割り切り。おそらく、語っていないだけで、いろいろな種類の「つらい局面」があったのだと思います。

 

「家族やパートナー、仕事関係の人に、『ちょっと更年期でつらいんで』と普通に言っていいのだと思います。そう すると、同年代のお友だちや仲間と『つらいよね』って言いながら手を取り合える。そうやって乗り越えてきた気がします。

 

友だちもそういう年齢にさしかかっているので、よく聞くんですよ。年下のお友達には『私もそうだったんだよ』と言うと、すごくほっとしているみたいです。『無理に動かなくていいよ』『できる範囲内でできたら、今日は帰れば』『もう、いいじゃない?』って言いながら、女性同士で助け合いましたね」

 

これはわかります。更年期症状の多くは「つらいよ、大変だよ」と誰かに話して、「そうだよね、つらいよね」と共感してもらうことで徐々に軽くなっていくと言われます。逆に言うと、まず大切なのは「分かち合える誰かを見つける」ということ。

 

「千差万別の症状があり、Aさんはここがつらい、Bさんは違うところがつらい、でもそのどちらがよりつらいかという話ではないですよね? だから、みんなで手を繋いで乗り切っていきたいなと思います」

 

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取材・文/岩淵美樹 撮影/佐山裕子(主婦の友社写真室)

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