尿もれを防ぐエクササイズって?やり方を間違えたら効果がないってホント?【尿もれオンライン取材・全文ログ】#5
更年期世代から始まり、閉経後の女性の約半数に起こると言われている「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」。
ひらたく言うと尿漏れ、頻尿、性交痛など「おシモ」の諸症状のことですが、なかなか周囲に相談しにくく、ひとりで悩んでいる女性も多い問題です。
そこで今回オトナサローネでは、編集長イノイチ&編集部ノゾミに加え、「尿もれ師匠」SAY(セイ)さんをゲストとしてお招きし、読者の皆様と一緒に「尿もれ」の問題に関してオープンに話す公開オンライン取材を開催しました。
1時間半の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は5本目です!
ウエストが締まっていれば尿もれしにくい?骨盤底筋を鍛えるエクササイズとは
イノイチ:骨盤底筋を鍛えるエクササイズもなさったんですよね。
SAY:脚をキューッと締める運動を一生懸命やってきたけど、それは骨盤底筋に効くエクササイズじゃなかったみたい。必死にそればっかりやってたけど、全く効果なし。
イノイチ:それは効いた効かないの話じゃなくて、「間違ってた」んですね(笑)。
ノゾミ:骨盤底筋って、場所が場所なだけに、鍛えづらいんだよね…。膣をギューッってするとか、肛門をギューってするとか、微妙な差異を感じながら鍛えなきゃいけないから、なかなか意識するのが難しいってトレーナーの人が言ってた。
イノイチ:ノゾミさんは骨盤底筋のトレーニングに行ったことがあるんですか?
ノゾミ:看護師さんや理学療法士の人が考えたフェムケアの一環のダンス「フェムダン」とていうのがあって、それを15~30分やり続けると膣圧がどんどん戻ってくるんです。ひたすら腰周りを前後左右に動かして、肛門を締めるダンスなんですが、それをやっている人たちは、ウエストもキュッと締まっていて、凄かったです。
SAY:お腹がボテッとしてる人に尿もれが多いイメージないですか?ウエストがキュッとしてる人は漏れない気がする。
ノゾミ:「くびれかあちゃん」のエクササイズの村田友美子さんを見ても、下から内蔵を持ち上げるようにしてお腹をキューッと締めるから、ウエストが締まってくるんだよね。
SAY:わたしら内蔵が下がってて、負担がかかってる感じするよね。
ノゾミ:そうですね。私も太り始めてから下がってる気がするもの。
イノイチ:これまで尿もれ分野の取材では産婦人科医の宋美玄先生、泌尿器科医の関口由紀先生にお話を伺ったのですが、関口先生いわく、ケーゲル体操をやるときに腟に指を入れてほしいと。入り口から指を入れて関節あたりで引っ掛けて、ちゃんと締まってきていれば、その動きが正解。正しい姿勢でやれていれば効果は出てくるっていうことなんだけど、難しいよね。
「筋肉がどうなってるか」っていう、真正面から見た解剖図(お股を下から見上げた解剖図)みたいなのを見てみたら、ココか!ってわかりやすいかもですね。
次のページ▶▶出てくるものは尿だけじゃない!? でも、トラブルがあっても別に不幸ではない
<<前の記事:尿もれ対策どうする問題。専用パッドを買うのは恥ずかしい?
文/星雅代
続きを読む
スポンサーリンク