梅宮アンナが語る「子どもの反抗期」親はどのような信念をもって「耐える」べきなのか
「ダメなものはダメ」私たちはこの昭和スピリッツをもういちど思い出すべきかも
いま思えば、「ダメなものもはダメ」というルールは子どもがまだ小さい、未就学のときにまっ先に教えないとならないことだったのですね。小さいときに頑張って手をかけ、こうした社会の基礎ルールをきちんと教えたご家庭のほうが、子どもが成長してからの意思疎通が楽なように思えました。その理由は「ダメなものはダメ」がしっかり身についていたからだと思います。放任主義もいいのですが、中には善悪を判断する力が育ち切らないケースもあって。犯罪寸前の方向へ進んでしまった子も見ました。
たとえば「どうして株をやっちゃいけないの」という問いに対して、私の答えは「その年齢に応じてやるべきことがあるからいまはダメ」。子どものうちは外で遊ばないとならない、家でごろごろしながら動画を見るのではなく、外に出て太陽を浴びないとならない。ダメなものはダメなんです。
こうした、太陽とともに生きる生活態度の大切さは何度でも言い聞かせないとならないですね。私、この夏は毎日ゴルフして太陽を浴びていたから、本当に元気だったの。いまの子は外で遊ばず、家でごろごろしてるから、うつ病が多いでしょう? 「人に迷惑をかけなければ自分が引きこもりでもいい」って言う子もいるでしょうけれど、そういう問題ではない。ここにきて私は昭和スタイルで子どもと付き合おう、親がやってくれたことをそのままやろうと思っています。世の中が何と言おうが、友達が何と言おうが、昭和の時代に親がやってくれたことを私もやりたい。
昭和の当時、中高生の私が自分で決めてやってきたいろいろなことは、決して間違いではなかったなと思います。昭和って物事がシンプルで正解があり、していいこと、悪いことが明確でした。何か迷うことがあったら「昭和のころの親は、周囲は、自分はどうしていたっけ?」と振り返ってみてもいいんだな、そう気づきました。
やっぱり何歳になっても、人生に悩みがない瞬間はないんだな!と、つくづく思います。何かが一件落着すると、すかさず次の問題が起きます。これはもう、日ごろの自分の行いや自分の運など自分側の行動とは関係なく、この世がそうなる仕組みなのだなと考えることにして、一つ一つの問題にしっかり向き合いながら過ごしています。
つづき>>>梅宮アンナ「そろそろ育児も終わりだけれど、親の悩みは永遠に尽きません」リアルタイムで悩むママたちにメッセージを
【編集部より】
子どもの反抗期、不登校。離婚や別居。不倫、恋愛。親との関係。お金、仕事、ファッション。
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