奇跡のアラ還【君島十和子さん】が「それでも悩まされた」更年期の不調とは
50歳前後は体調不良、50代半ばにメンタルの不調
−−−現在にいたるまで、美容だけでなく健康にも人一倍気をつけてこられたと思うのですが、更年期特有の不調を感じたことはありましたか?
「ホットフラッシュのようなものはありませんでしたが、まず50歳前後は肩こりや疲れやすさなど、体調面の不調が多かったですね。そして50代半ばになるとメンタルにも変化を感じてきました。心配ごとなんてないはずなのに、突然『悲しい気持ち』になるんですよね。思い当たることなど何もないのに、なぜか悲しくて。そういった不調はありましたね」(君島さん)
−−−どうやって乗り越えていきましたか?
「ひとつは、自分に起こった症状を発信すること。周りと共有することで『私も同じ!』と言ってくださる方もいて、仲間を見つけたことで、自分だけじゃないんだ、と気持ちが落ち着いていたと思います。あとは軽い運動やストレッチをして、血行をよくすることを心がけました」(君島さん)
更年期は症状も解決法も千差万別!ひとつひとつ試していくしかありません
−−−更年期症状のあらわれ方は、人それぞれですよね。現在悩んでいる方に伝えたいことはありますか?
「更年期に感じる不調はエストロゲン値と比例しないと言われているんです。エストロゲン値がそんなに下がっていなくてもすごく辛いと感じる人もいるし、逆に結構下がっているのにそこまでしんどくない人もいる。千差万別みたいなんです。
まずはお医者さんに相談して、エストロゲン値を測ってもらう。出た数値を見て『この数値で自分の辛さはこのぐらいなのか』と客観的に把握しておくといいと思います。人と比べるとか、一般的にはこう、という物差しには当てはまらない部分が大きいので」(君島さん)
−−−自分に合った解決法の見つけ方はあるのでしょうか。
「更年期の症状は100人いれば100通りあるので、解決のための手段や取り組み方も人それぞれ。私に合った方法が別の方に合うとは限りません。
更年期症状の緩和に向けた手段は、サプリメント、漢方、お茶、ホルモン療法などいろいろありますよね。まずは簡単なサプリから始めるのか、最初からホルモン注射などに頼ってスピーディーな解決を目指すのか、そういったところから自分で決めて選んでいくことが大切です。
もちろんお医者様に相談するのもいいと思います。でもお医者様も『こんな方法がありますよ』と提案まではしてくれますが、結局最後に選ぶのは自分。くよくよするだけで何も手を打たないのが一番時間の無駄。気になるものからいろいろ試していって、なるべく早く自分に合うものが見つかるといいですよね」(君島さん)
年齢を重ねることは美しさを重ねるということ
−−−美しさを保つための努力を惜しまない君島さんですが、君島さんと同世代のオトナサローネ読者にメッセージをお願いします。
「年齢を重ねると失うものもたしかに多いです。でも努力を怠らなければ、美しさを保つこともできます。年齢を重ねる=美しさを重ねる、という道筋がつくれるように、まずはインナーケアから頑張っていきましょう!」(君島さん)
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