【後編】お箸はテーブルの上で割る?下で割る? 育ちがいい人が無意識にしている「さとられないマナー」
食べかけのものがあった場合、歯形が見えないように
食べかけのものや特にかじったものを自分のお皿に戻したりすると、歯形が付いていて美しくありません。
そうならないためにも、さりげなくお皿の上で一口大に切ってから口に運ぶようにしましょう。
ただし、なかにはお皿の上で一口大に切りづらい料理もあるでしょう。
例えば、茶碗蒸しの具に一口ではいただけない大きさの海老が入っていた場合は、どうすればいいでしょうか。歯形がついた海老が周りの方の目に触れないように、何口かで海老を全て食べてから茶碗蒸しの器をテーブルに戻すとスマートです。
洋食で同席した方がナプキンを落としたらどうしますか?
同席した方がナプキンを落としたことに気づかない場合、その方に声をかけたほうが良いのでしょうか。
この場合は、直接あなたが声をかけるのではなく、サービスの方を呼んで同席の方のナプキンを変えていただくように伝えます。
また、あなた自身がレストランでナプキンやカトラリーを落とした場合は、自ら拾うことはしないで、必ずサービスの方にお願いします。大きな声でなく、サービスの方に聞こえるくらいの大きさで話します。
お隣の方が間違えて、私のパンをパクリ&ワインをゴクリ! さぁ、どうする?
レストランでの会食の際に、テーブルの上に多くのグラスやお皿が並びます。特に間違えやすいのは円卓の場合です。もしお隣の方が、ご自身のものとあなたのものとを間違えて口をつけてしまっていたとします。パン皿やグラスを間違えられた時、どのようにしたらスマートでしょうか。
この場合も、サービスの方を呼んで、事情を話してグラスやパンを用意してもらえばよいのです。
「あなたはグラスを間違えていますよ」と伝えないで
もし直接伝えた場合。お隣の方はとても恥ずかしい気持ちになることは、反対の立場になって考えると想像できることですね。
洋食の時には、グラスは自分の右側にあるものを、パン皿は自分の左側にあるものとなります。このことをしっかりと覚えておくと、あなた自身が間違ってしまうことを避けられます。
述べてきたような振る舞いを、さりげなく自然に行うのがレディの「さとられないマナー」です。
また、忘れてはいけないことに食事の際の姿勢もあります。猫背にならないようにお隣の方や周りの方への配慮も忘れないように。美意識を持っていると、所作にもさらに美しさが増してくるものです。
わざとらしくなく、とても自然な振る舞いである 「さとられないマナー」の習慣で好感が持てる女性を目指したいですね。
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