地鳴り級【更年期のいびき】自分じゃわからない症状の対策法とは
温泉旅行でまさかの失態!
直美さん(48歳)は、秋の紅葉シーズンに高校時代の友人と3人で温泉旅行に行くことになりました。
「気の置けない友達と観光地を巡り、温泉や美味しい食事を満喫して、とても楽しい時間を過ごしました。少しお酒も入っていつの間にか眠ってしまって……」
その夜、直美さんのいびきが炸裂。
直美さん自身は全く気付かずぐっすりと熟睡していました。
「地鳴りのようないびきだったよ」
次の日の朝、直美さんが起きると、友人2人はとても眠たそうでした。
「枕が違ってぐっすり眠れなかったの?」
と尋ねる直美さん。
「何言ってるの。直美のいびき、地鳴りみたいだったわよ」
「病気かもよ。一度、受診した方がいいんじゃない」
思いがけない友人達の言葉に直美さんは呆然。
「率直な意見に感謝しつつも、恥ずかしいわ、申し訳ないわで、穴があったら入りたい気持ちでした」
更年期以降はいびきをかきやすくなる
更年期になると、気道を広げるはたらきをもつ女性ホルモン(プロゲステロン)が減少するため、気道が狭くなりいびきをかきやすくなるのです。
さらに、加齢による筋肉量の低下や肥満、ストレス、過労もいびきが悪化する原因と考えられています。
また、激しいいびきが続く場合は、「睡眠時無呼吸症候群」の症状の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群とは、眠り出すと呼吸が止まってしまう病気です。日中の過眠や高血圧などを引き起こします。
激しいいびきが続いたり、睡眠中に息がつまったりするという方は、呼吸器内科を受診するといいでしょう。
▶つづきの【後編】では、更年期のいびきにためしてみたい漢方薬について教えていただきます。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
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