
84歳で家を建て替え。片付くメドは付きませんが快適に暮らしています【樋口恵子 老いの地平線】#5
84歳で建て替えた自宅には、エレベーターをつけました。荷物を2階へ運ぶのに役立っています。でも普段は階段を使って、なるべく歩くようにしています。 自宅の廊下を往復するのも立派 なリハビリにつながります。
建て替えのときに娘から、「荷物を半分捨てるように」言われたんですよ。過去の自分の人生を捨てるようで、捨てられるものが哀れで……
引っ越し応援団とともにやっと3分の1ほど減らしましたが。ひとりだったらとてもできなかったでしょうね。いくら税制上有利とわかっていても、虎の子の貯金が減ると心細さも募って、一時、金欠うつにもなりました。
新しい家に住んで、もう7年。書棚はいっぱいで段ボール箱も積み上げられたまま、片づくメドもつきません。でもすきま風なく、冬暖かく、夏涼しく、それは本当に快適です。疲れたらすぐに横になれるように書斎と寝室をひとつづきにしたんですよ。部屋のすぐ近くには風呂場とトイレも設けて。
エレベーターや手すりをつけて、バリアフリーの家にしてあるので、この家で自分らしい人生を懸命に生き続けたいと思っています。そしていよいよ家で暮らせなくなったら高齢者施設(有料老人ホーム)で介護を受けることも検討するつもりです。
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<<前の話:「あんたにあげるからね」と、みんなに同じことを言っていませんか?相続で揉めないコツとは※この記事は『老いの地平線 91歳自信をもってボケてます』樋口恵子著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
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