【後編】元夫のDVが怖くて離婚した女性と結婚。それなのに、ありえない不倫する妻が理解できない男性の話
元夫と不倫していた妻に、衝撃が止まらない
沙由美さんは、健司さんに問い詰められるなり「ごめんなさい。ごめんなさい」と、何度も泣きじゃくりながら誤ってきたそうです。なんと、沙由美さんはDVを受けて別れたはずの元夫とこっそり何度も会っていたのだとか。沙由美さんの衝撃の告白に、健司さんは開いた口が塞がらなかったとそうです。
健司さんが「どうして? 昔、あんなに辛い目にあったはずの人なのに、どうして会いたいと思うの?」と尋ねると、沙由美さんはぽつりぽつりと寂しそうに健司さんへ理由を話し出しました。
沙由美さんの話によると、健司さんはあまりに優しすぎて物足りなさを感じるようになったそうです。そこで、結婚して少しした頃に元夫が恋しくなり、気の迷いで連絡してしまったそう。
それから、少しずつ会って話すようになってしまったそうです。不幸中の幸いにも、元夫と体の関係は一切なく、あくまで会って話す程度だったとのこと。それだけは信じて欲しいと、沙由美さんは健司さんに何度も頭を下げてきたそうです。
それでも、健司さんは嫉妬で許せなかったと語ります。
「嫌いになったはず」の元夫と、自分に隠れてこっそり会っていることにどうしても我慢がならなったそうです。
健司さんはそこではじめて、沙由美さんに対して「なんで、勝手に会うんだ! 前の旦那がそんなに恋しいなら、元サヤに戻ればいい」と激しく叱りつけました。
すると、沙由美さんは号泣しながら「ごめんなさい……。もう会わないから」と謝ってきました。
健司さんは、沙由美さんに「元夫とは、二度と会わないこと」と誓約書を書かせて、その場は事なきを得たそうです。
妻の不倫をきっかけに「関係の対等さ」を心掛けるように
健司さんはこれまで、沙由美さんに対して「今まで辛い目にあってきた彼女を、支えてあげなきゃ」と必要以上に思いすぎていたそうです。ただ、それはあくまで「自分のエゴ」であり、もしかしたら沙由美さんは対等な関係を求めていたのかもしれません。
もしかしたら、彼女に甘くし過ぎたせいで、妻に舐められていたのかもしれないと感じた健司さん。それから健司さんは、あまり沙由美さんに遠慮し過ぎないように「言いたいことは、その場ではっきり伝える」ように決めたそうです。
そもそも夫婦のみならず「カップル」であれ、相手に遠慮しすぎると関係のバランスが崩れるので、対等さを心掛けることも長続きの秘訣なのかもしれませんね。
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