47歳、まさか妊娠!?更年期の胃もたれから始まった、ほっこりお騒がせ事件簿
胃が気持ち悪くて食欲もない……
マリエさん(仮名・47歳)は、最近、すぐに胃もたれするようになってしまいました。
「今日、お母さんは食べるのをやめとくね」
「最近あまり食べたくなくて……」
まだまだ見た目も若々しいマリエさん。それまでは、中学生の娘さんとコンビニスイーツの食べ比べを楽しんでいたそう。
「胃もたれが始まって以来、食がすすむのは、酸味のあるグレープフルーツやオレンジ、生野菜くらいで……娘と一緒にお茶する機会も減ってしまいました」
なんだかちょっと疲れて元気のない様子のマリエさんです。
「お母さん……もしかして!?」
ある日、マリエさんの体調をずっと心配していた娘さんから、衝撃の言葉がでたそう。
「お母さん……あのさ……もしかして妊娠したの!?」
驚いて質問の意図を聞くマリエさん。
「妊娠すると、酸っぱい物が食べたくなったり、だるくて眠くなったりするって保健の先生に聞いたの」
恥ずかしそうに話す娘さんに、思わずマリエさんは爆笑してしまいました。
「娘に心配をかけて誤解をまねき、申し訳なく思いました。なんとか、この胃もたれを改善して、また一緒に美味しい物を食べられるようになりたいです」
胃もたれも更年期症状のひとつ
◆ 更年期の胃もたれの原因
胃もたれやむかつき、胃の不快感があるにもかかわらず、胃カメラなどの検査で異常がない場合、それは更年期障害の消化器症状である可能性があります。
更年期になると、女性ホルモンの急激な減少により自律神経に乱れが生じるため、消化機能が弱まり、胃もたれが起こりやすくなると考えられているのです。
つづき▶【後編】では、胃もたれにおすすめの漢方薬についてお話をうかがいました。漢方薬をのむときの注意点は?__▶ ▶ ▶ ▶ ▶
<この記事を書いた人>
あんしん漢方薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
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