「更年期になったらめっちゃ太った」原因は腸内環境にもアリ?どうすればこれ以上太らなくなるの?
更年期に突入したら体のラインが崩れてしまった、太ってしまった、というお悩みをよく耳にします。女性の体にはさまざまな変化が起こるとわかっていても、実際に鏡を見ると悲しい気持ちになってしまいますよね。
近年では、更年期の体重増加と腸内環境の関係性についても研究が進められています。この記事では腸活プロデューサーの長瀬みなみが、更年期に太りやすくなってしまう原因やそれらの腸内環境との関係を解説していきます。
更年期は本当に太りやすくなるのか? その3つの理由
更年期に差し掛かってこれまで以上に太りやすくなった気がする、そんな声はとても多いです。ライフスタイルが大きく変化したわけでもないのになぜ?と感じる方もいるかもしれませんが、私たちの体は日々変化し続けています。特に更年期は女性の体が大きく変化するタイミングです。更年期の太りやすさに関係する体の3つの変化をご紹介します。
1■女性ホルモンの減少
更年期に差し掛かると女性ホルモンの「エストロゲン」が減少します。エストロゲンの減少が更年期太りの大きな原因と考えられています。
実は、エストロゲンには皮下脂肪の量を調整する役割があります。思春期を迎えた女の子が丸みをおびた女性らしい体型になるのはエストロゲンの働きによるものです。一方で、必要以上に皮下脂肪が蓄積しないように制御もしてくれています。
エストロゲンによって適切な皮下脂肪が蓄積されていると、「レプチン」と呼ばれる食欲ホルモンが分泌されます。レプチンは適切な体重を保つために食欲をコントロールして、食べ過ぎを防いでくれているのです。
更年期に差し掛かりエストロゲンが減少すると、皮下脂肪量が調節されにくくなり脂肪がお腹周りを中心に蓄積しやすくなります。
2■代謝の低下
人間誰しも年齢とともに代謝は低下していきます。10代や20代の頃よりも更年期に差し掛かる年齢の人は、同じ量の食事をしてもカロリーを消費しにくいのは当然です。消費しきれなかった余分なカロリーは脂肪として蓄積されてしまいます。
3■筋肉量の減少
年齢を重ねると筋肉量は減少する傾向にあります。筋肉は代謝にとって必要不可欠です。筋肉量が減少すると、さらに代謝の低下を促進し体重増加の原因になってしまいます。
実はこうした更年期太りには腸内環境が関係している可能性が、近年の研究で注目されています。腸内環境は、お腹の調子はもちろん全体的な健康状態に重要な影響を与えるものです。体重増加や脂肪蓄積にも腸内環境が直接・間接的に影響を与えている可能性があります。後編記事では腸内環境についてご説明します。
スポンサーリンク