働くことの何が悪いの!? 「在宅ワーク」にハマり過ぎて、夫婦トラブルに悩むことになったワーママの誤算

2024.02.09 WORK

「仕事をしたい」という思いが止まらない「妻」が取った行動とは

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ただ、もともと働くことが好きだった沙織さんが「仕事」を辞めたのも、元はといえば夫が転勤族だったことがキッカケでした。いくら夫に忠告されたとはいえ、沙織さんは仕事を辞める気はさらさらなかったようです。

そこで沙織さんは「家事を十分にできなかったことは悪いけど、私も仕事が楽しいし、育児しながら仕事を続けたい。だからこそ、あなたにも家事を少し手伝って欲しい」と交渉しました。

 

夫は「なんで俺がやらなきゃいけないんだ!」と最初のうちは怒っていたようですが、まずは「風呂掃除」「トイレ掃除」などサッとできそうなことから家事をお願いしては、手伝ってもらう度に大げさに「ありがとう!すごいピカピカ!」と喜ぶようにしたそうです。

それからは、少しずつ夫にお願いする家事を増やしていき、現在では家事分担が「夫:妻=3:7」くらいの割合になったそう。もちろんお互いに仕事で忙しいので、必ずしも掃除、料理などの「家事」が全て完璧にできている……という訳ではありません。ただ、家事分担をしたことで、一人ですべてを行っていた頃よりも、次第に家の中がスッキリするようになったのだとか。

家の中が整理できたことや、「家事をすると、妻が喜んでくれる」という出来事が増えたことにより、夫も次第に早く家に帰ってくるようになりました。
ただ、このときに夫がついていた嘘もしることになった沙織さん。以前、夫が連日「残業で忙しい」といって帰宅時間が遅かったのは嘘で、本当は外で飲み歩いていたために帰りが遅かったそう! けれども、今はまっすぐ帰ってくるようになって、家事もするようになったので、この嘘を責めるのはやめたそうです。

 

 

夫の姿を見て、沙織さんの「仕事の向き合い方」にも変化が

また、沙織さん自身も「仕事」との向き合い方に変化が訪れたそう。夫が家事をやってくれる姿を見るうちに、沙織さん自身も「夫も忙しい中、家のことをやってくれるのだから、私もやらないと」という気持ちになり、仕事の仕方を見直すように。

以前は依頼された仕事はすべて受けていたそうですが、今は家事・育児のスケジュールを踏まえた上で、できる分のみの仕事を受注するように切り替えたそうです。また、今までは土日も仕事をしていた沙織さんですが、今は「家族の時間を増やすことも大事」と考えるようになり、土日は仕事をしないと心に誓ったとのこと。

 

土日は家族で旅行、買い物などのリフレッシュをすることで、家族の絆も強くなったようです。在宅ワークは現在、育児中のママに大変人気があります。ただ、在宅ワークやフリーランス業は「仕事を受注できる限り、天井がない」ため、時と場合によってはセルフブラックになってしまいがち。とくに仕事をガンガン詰め込んでしまうと、夫婦間の会話をする機会が減り、夫婦仲が疎遠となるケースも少なくないようです。

仕事を頑張ったことが原因で、家庭内が上手くいかなくなってしまっては、本末転倒ですよね。結婚している女性や、育児しながら在宅で働くフリーランスママは、家族と過ごすスケジュールを加味した上で、仕事を受注することが大事なのかもしれません。

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