
「さつる」ではもちろんありません。「擦る」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】
「する」です。
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【漢字解説】
「する」の他、「こする」「なする」「さする」とも読みます。送り仮名が「〜れる」の場合には「すれる」の他、「かすれる」とも読みます。
「擦る(する)」には以下の意味があります。
1 物に、他の物を強く触れ合わせて動かす。こする。
2 物の表面に他の物を押し付けて繰り返し動かす。
3 賭事かけごとなどで、金を使ってなくす。費やす。すり減らす。
4 (「擂る」と書く)すり鉢などに入れて、触れ合わせて細かく砕く。出典:小学館 デジタル大辞泉
ただし、「服を擦る」「机を擦る」など、一般的な動詞として「擦る」が用いられる場合には、「こする」と読むのが自然です。
「する」「こする」「なする」「さする」
上記はすべて「擦る」と書き表すことができます。もっとも「す(る)」「す(れる)」以外の読み方は常用漢字として認められていないため、新聞や雑誌などでは一般的に「こする」「なする」「さする」とひらがなで表されます。
これらの微妙な違いを記すと以下のようになります。
「する」:「擦る」を単純な動作として捉えた場合に用いられます。具体的な力や方法を特に強調せず、一般的な意味での「擦る」を表します。例えば、「布を擦る」「皮を擦る」といった場合に使われます。
「こする」:力を入れて物を摩擦させる、あるいは表面を強く擦ることを意味します。物を清潔にするために力を込めて擦る場合や、何かをこすり合わせて表面を削るような場合に使われ、力強く擦ることを強調します。
「なする」:物を他の物にこすり付けるような動作を表します。主に、何かを塗る際にブラシなどで塗り広げるようなイメージで使われます。「なする」はその動作から転じて、人に押しつける、転嫁するといった意味合いでも用いられます。
「さする」:手や指で物をやさしくなでるように擦ることを指します。力を入れずに、軽く触れるように擦る動作を表します。例えば、服のシワを伸ばすために手で布をさするような場面が該当します。
微妙な違いではありますが、使われる文脈や意図によって適切な読み方が異なります。
とはいえ、「する」も「こする」も「なする」も「さする」もひらがなで表されることがほとんどかと思います。ですが、本記事をきっかけに、微妙な意味合いを持つ言葉でありながら同じ漢字を用いるということを思い出していただけると幸いです。
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