【高尾美穂医師×IMALU】知らなかった「おりもの」の話、知っておけばここまで健康のバローメーターになる

女性の健康週間(3月1日~8日)と3月8日の国際女性デーに合わせ、3月8日14~17時に配信される「わたしたちのヘルシー 心とからだの話をはじめよう in Mar.2024」。全部で8つのプログラムの中の1つとして、産婦人科専門医の高尾美穂先生とタレントのIMALUさんが「おりもの」についてのトークを繰り広げました。その一部をダイジェストでご紹介します。番組は4月30日までアーカイブ配信中ですので、フルバージョンをぜひぜひこの機会に聴いてみて。

前編『【高尾美穂医師×IMALU】異常な「おりもの」は何が違う?普段から気をつけているとわかることって何ですか?』に続く後編です。

どんなおりものが出たら「異常」だと考えるべきなのか?

「こんなに変わっていいんですね? ねばっとしているのが悪いというわけではないと。つい、変化すると悪いと思ってしまうのですが」というIMALUさんに、

 

「多いだけ、とろっとしているだけなら問題はありません。でも、ぽろぽろしていたり、じゅくじゅくしていたら注意が必要です。ニオイだけでなく、かゆみや熱感がある場合も注意。おりものだけを見るのではなく、自身の体の状態を総合的に眺める。その一つがおりものです。かゆみや痛みが続くようであれば医師に相談してください」と高尾先生。

 

最後にみんなで「サラサーティ」を実際に手にとってみます。IMALUさん、使ったことは?

 

「もちろんあります! 始めて出会ったときには、よくぞ作ってくれた!と本当に感謝しました。生理用ナプキンからおりものシートに変えるだけでストレスが減り、過ごし方が変わります。ちょっとだけのおりものにナプキンを使いたくないですし、これ1枚あるだけで安心です」

 

高尾先生は1枚目をはがして2枚目を使えるタイプに「社会人にはありがたい限り」とコメント。

 

「体の調子は悪化する前にいくつか段階があります。体の内側の様子を知る方法として、内側からおりてくるものを上手に使うといいと思います。生活しやすいようにいろんなものがよくなっていっているのはありがたいことです、肌触りもいいですし」と続け、トークのエンディングへと向かいました。

 

おりもののニオイが気になる更年期世代も「気にしなくていいですよ!」

最後にオトナサローネにコメントをいただきました。IMALUさん、高尾先生と「おりもの」のトークをしたご感想は?

 

「おりものって、自分の匂いや量が正常なのかがわからないですよね。これまでおりものの存在を気にしてはいたけれど、正常な状態を見たことがなく、自分の量が多いのか少ないのかもわからなかったのですが、今日のお話で私は少ないほうなのかな?と思いました」

 

「そうそう、生理もそうですが、人と比較ができないですよね。子宮頸がんの診察ではおりものを見ますが、白いシートの上に乗っているのものを見ることはなく、見やすいなと思いました」と高尾先生。

 

あまり神経質になる必要はなく、たとえばおりものの量にそこそこ変化がある人が、自分の普段はこういう感じなんだよね、と把握するのがいちばんのオススメだそうです。

 

「妊娠を希望する年代であれば、1か月のおりものを眺め、自分の身体のサイクルがこんな感じなのだなというリズムを知ると排卵を把握するヒントになります。特に妊活中の人は注意して見ておき、正常な状態にもかなりの幅があることを知った状態で、それ以外のサインにどんなものがあるのかを知っておくといいでしょう」

 

高尾先生、更年期世代からは、ニオイがきつくなってきた気がするという悩みがあがります。これはどうすればいいのでしょう?

 

「腟、おりものには自浄作用があります。生理の血液も、洗い流してくれるという働きがあります。更年期に入り、生理周期が不安定になると、これら自浄作用も弱くなります。でもそれは自然な変化。減ったエストロゲンを足すことである程度流れは変わりますが、ナーバスにならないことです。その上で、自分の体の変化を知っておくことは自分を知る手がかりになるでしょう」

 

ありがとうございました! おりもののこと、もう少し注意して見てみます。

 

>>>つづき『【高尾美穂医師×IMALU】異常な「おりもの」は何が違う?普段から気をつけているとわかることって何ですか?

 

わたしたちのヘルシー 心とからだの話をはじめよう in Mar.2024

3月8日(金)14:00-17:40 参加無料

(他のプログラムは公式サイト参照)

配信場所 https://woman.mynavi.jp/event/240201_wha/

アーカイブ配信 2024年3月8(金)~4月30日(火)予定

 

撮影/柴田和宣(主婦の友社写真室)

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