更年期の症状はホットフラッシュだけじゃない。精神的な変化もあると知ってほしい!
「更年期なんて言っていられない!」北海道ならではの悩みが原因で転職
私は現在の仕事につく前は、保険代理店で受付の仕事をしていました。とてもやりがいがある仕事でしたが、離婚後、ある理由で転職せざるを得なくなりました。その理由は「灯油」です。北海道の家の多くには、暖房器具や給湯器に使うための大きな灯油タンクが屋外に設置してあり、灯油配達車が定期的に給油に来ます。我が家の場合は、屋外タンクがなく、一般的なポリタンクを使っています。ポリタンクに給油してくれる配達業者は近所に1社しかなく、しかも配達時間帯が夕方限定なので、仕事や学校で誰もいない我が家は、給油できないことが度々ありました。
灯油がないことは、北海道で暮らす人にとっては死活問題です。ポリタンクを持ってガソリンスタンドまで買いに行くこともできますが、離婚した我が家に車はないので、息子に往復40分の雪道を歩いて買いにいかせることになります。
それではさすがに息子たちがかわいそうだし、彼らが成人して家を出て言ったら、いよいよ灯油の調達ができなくなる–– そう思った私は、「更年期なんて言っていられない!」と一念発起。遠ざかっていた車の運転を再開し、灯油調達に困らない時間に働ける仕事へ転職しました。
漢方薬を飲んでもイライラと落ち込みはなくならない。付き合っていくしかないのかな
転職した仕事は、フードデリバリー。デリバリー業者と契約すると車が貸与され、車は時間外も使用可という点が魅力で、いまも継続しています。
ただ、フードデリバリーの仕事は社会保険に加入できません。社会保険はあったほうがいいと思い、フードデリバリーの仕事は夜だけにして、昼間は社会保険に加入できる配送会社で働くダブルワークを始めました。加えて趣味でバンド活動をしたり、イベントのスタッフをしたりしているため、休む暇がないほど忙しい毎日を過ごしています。といいますか、余計なことを考えないように忙しくしている、といったほうが正しいかもしれません。
前編でお話したように、私は20代のころから何度かうつ病を経験しています。今もときどき、生きていたくないと思うことがあります。更年期に入ってからは、自分を責めるような気分の落ち込みが増えました。車の運転中、急にネガティブ思考になることもあります。どうしても辛いときは、気分を落ち着かせるとされる花のエッセンスを使って対策していますが、それでうつ状態が完全になくなるわけではありません。私の場合、漢方薬を飲んでいても気分の落ち込みやイライラが頻発するので、更年期が終わるまで、付き合っていくしかないのかなと思っています。HRT(ホルモン補充療法)をすれば少しは楽になるかもしれませんが、できるだけ自然由来の方法だけでなんとかしたいので、今のところ考えていません。
このように、若いころからメンタルの変化に敏感だったため、突発的なイライラが始まったときに、いち早く更年期の可能性に気付けたんだと思います。
インターネットで更年期の症状を調べると、代表的な症状にホットフラッシュが記載されていますが、私の場合、ホットフラッシュを感じたのは数回で、気にするほどの症状ではありませんでした。その代わり、イライラや気分の落ち込みなどの精神的な不調が増え、それによって不眠になるため、ますます精神状態が不安定になる。そんな状態がいまも続いています。
いま、精神的に不安定になったけれどホットフラッシュがないから更年期ではないと思っている人がいたら、ホットフラッシュだけが更年期の症状じゃないと伝えたいです。そして、婦人科で調べてもらったほうがいいと思います。
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