妊娠8週目でついに判明。赤ちゃんの心拍が確認できない決定的な理由とは?
40歳元ファッションスタイリストの子宮頸がん闘病記。子宮頸がんになるまでの経緯や治療法、その時々に思ったことや女性としての生き方などを包み隠さず綴ります。
妊娠7週目になっても確認できなかった赤ちゃんの心拍。クリニックの先生は、まだ流産という診断が出せないので、また1週間後に心拍を確認しようとおっしゃいました。ところが、バリ島在住の私は子どもたちの冬休みの間だけ日本に一時帰国していたので、休み明けには戻らなければなりません。
【子宮頸がん日記#16】前編
胎嚢内に赤ちゃんがいない…!?
幸い今のバリ島には、日本人看護師が常駐している総合病院も多くあり、言葉の心配もいらずに産婦人科を受診することができます。
総合病院病院で働いている看護師でもある友人に今の状況を伝えて相談し、バリ島の病院で心拍確認することになりました。
まさか、その友人とがん治療も含めて3年越しのお付き合いをすることになるとは思いもよりませんでしたが……。
バリの総合病院にて、早速赤ちゃんの心拍確認。既に8週目になっています。これで確認ができなければ、流産確定です。
通訳の看護師さんとインドネシア人の医師の会話が耳に入ってきたところ、日常会話程度のインドネシア語しか話せない私でもわかる単語「Kosong」=からっぽ という言葉が聞こえてきました。
私の場合、子宮内にできた「胎嚢(たいのう)」と呼ばれる赤ちゃんが育つ袋の中がからっぽでした。
通常は胎嚢の中に「胎芽」と呼ばれる命のはじまりがあり、その胎芽が成長して胎児になります。
その胎芽が私の胎嚢内にはなかったのです。赤ちゃんがいないのだから、もちろん心拍も確認できません。
しかし先生は「確かに赤ちゃんはいないんだけど、胎嚢がすごくきれいに丸く大きくなってるんだよね。赤ちゃんがいないのに、こんなに綺麗に丸くなるのかなぁ。来週もう1回確認してみても良いかもね」とおっしゃいました。
▶▶【後編を読む】「え、まだ望みがあるの…?心拍確認ができない赤ちゃんの奇跡を願う一方で心は精神状態が限界に」
<<【前の話】「妊娠7週、「流産かもしれない」との言葉に絶望。望みを託した医師の診断とは?」<<【連載を最初から読む】「「まさか…私が?」元スタイリストが子宮頸がんになり、子宮全摘&治療した話。」
続きを読む
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 「ゲホゲホ、ゼーゼーが止まらない!」49歳で大人喘息を発症。吸入ステロイド薬で抑え込んでみたものの…【100人の更年期】
- 「その肥満、病気かも? つまり治療できるかも!」更年期世代が知っておきたい「肥満症」のリスクと「受診すべき」タイミング【医師に聞く】
- もし10代20代の子どもが「月経不順」で困っていたら。親ができる「意外な助言」とは【40代50代が向き合う更年期】
- 「閉経する年齢は遺伝しますか?」閉経年齢そのものの予測は難しくても、血液検査で「卵巣の状態」は判定できる!【40代50代が向き合う更年期】
- 肌年齢マイナス14歳美容のプロが選ぶ。巻き戻し美容を叶える2025年マイベストスキンケアコスメ<化粧水以降編>









