「こんなバレ方するなんて…」不倫の落とし穴にハマった40歳勝ち組女性。イケメン上司との末路は(後編)
バレた理由は、意外にも……
「あの写真を見られたってことですか?」『うん。親戚の子が来て、4歳の女の子だった。自撮りをしたがるから俺のスマホを貸したんだ、4歳なら良いかと思って。そうしたら写真共有アプリを開いて、写真を共有し始めたんだ』「で、食べ物の写真の中に私が混ざったってわけですね」アオトさんの沈黙は、肯定を物語っていました。
うなだれる彼を前に、意外にもスミレさんは静かな気持ちでいました。そして胸の奥から、不思議と喜びがわきがってくるのを感じました。『絶望のなかにも焼けつくような強烈な快感があるものだ。』というドストエフスキーの言葉を思い出します。
「あぁ、やっとゲームのルールから逸脱して、別のゲームをすることができる。そう思ってワクワクしてきたんです」
「大丈夫ですよ」と彼に話しかけました。「私、法学部を出てるんです。この手の案件に強い弁護士の友人がいますから、一緒に家族も仕事も失わないで済むように何とかしましょう」
彼は驚いたようにすみれさんを見ました。『やっぱり女性は強いな』と彼は言います。彼女は少し傷ついたような顔をして『それ言われるの嫌だって知ってるでしょう』と言いました。
「まずはうちに来る手紙は、全て弁護士事務所に送るようにします。そうすれば私の家族にはバレません。私のお金で済むなら、お金は何とかします……」
彼に語りかけながら、ドストエフスキーの言葉に続きがあることを思い出しました。
「ことに自分の進退きわまったみじめな境遇を痛切に意識するときなどはなおさらである」
と。そうならないように、何とかしてみせる。別のゲームを楽しみ始めた彼女は、心の中で笑いました。
こちらの記事も読まれています
新入社員に手を出した40歳女性。不倫の罠にハマった勝ち組女性の末路は
<文/綾部まと>
この記事は
作家・ライター
綾部まと
【注目の記事】
- 血糖値を上げすぎない、腸の善玉菌を増やす「身近なフルーツ」とは。でも、食べるタイミングを間違えないで!【科学研究所の博士が解説】
- 【6月19日金曜日19時~】「子どもが不登校になった親の気持ち、誰かと語り合いたい」。小説家・仙田学さんの「不登校ラジオ」始めます!
- バブルを経験した56歳女性が「田舎暮らしのほうが合うかも」と実感するようになった理由。東京と岡山の二拠点生活で気づいたこと
- 【ユニクロ】のイージーパンツで魅せる、こなれ感たっぷりな初夏のきれいめカジュアル【40代の毎日コーデ】
- 「お金のことを考えると離婚できない」高給取りの夫から25年間いじめ抜かれ、子どもたちは「パパはママに優しくないよね」と背中をさすってくれるけれど、先が見えなくて辛すぎる。どうすればいいの?【カウンセラーが見たモラハラ・リバイバル】
スポンサーリンク
スポンサーリンク

















