20人に1人が発症!女性に多い「緑内障」。更年期・老眼と見分けるポイントは?
Q.日ごろからやっておくべき目のセルフケアを教えてください
病院の検査でとくに異常がみられない場合は、日常生活から目の酷使を避け、セルフケアで目をいたわりましょう。
とくに、目が乾燥すると眼精疲労を感じやすくなるので、まばたきを意識的に行う、部屋に加湿器を置いて乾燥を防ぐ、目の上に蒸しタオルを乗せて休憩するなどのリラックス方法がおすすめです。
そして、緑内障予防には眼圧を下げることも大事です。
おすすめのツボを2つご紹介します。
<目のためのツボ押し>
玉枕(ぎょくちん)
後頭部の出っ張りの部分から指2本分耳側に移動したところにあるツボです。視力低下や目の痛み、頭痛やめまいにおすすめです。
天柱(てんちゅう)
うなじにある中央のくぼみから、髪の生え際に沿って外側にあるくぼみにあるツボです。眼精疲労、自律神経の安定に効果が期待できます。
また、目の不調に対しては、漢方薬の服用も手軽なセルフケアのひとつです。
自然の生薬で作られた漢方薬は不調の根本改善と体質改善により理想の健康へ導くことを目的としており、医薬品として効果も認められています。
また、漢方薬は、自分の症状や体質に合うものを毎日のむだけなので、続けやすいでしょう。
更年期の目の不調の対策には、「加齢によるホルモンバランスの乱れを整える」「血流をよくして目に酸素や栄養を届ける」「水分の循環をよくしてドライアイ症状を緩和する」「自律神経のバランスを整え、ストレス由来の疲れ目を軽減する」といった漢方薬を用いましょう。
目の不調に使用される漢方薬をご紹介しましょう。
<目の不調におすすめの漢方薬>
・釣藤散(ちょうとうさん):イライラしがちで慢性的な頭痛があり、眼圧だけでなく血圧が高い方に。自律神経の乱れを整え、余分な熱を冷まして頭部の筋肉の緊張を和らげることで、血圧や眼圧の低下に働きかけます。(※2)。
・杞菊地黄丸(こぎくじおうがん):眼精疲労が気になる方に。年齢とともに衰えが気になりはじめた目に栄養と潤いを与え、疲れ目、かすみ目を緩和します。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
相談もスマホで完結しますので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できますよ。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
緑内障の疑いがあるならまずは眼科へ
緑内障は、視野が欠けていく目の病気です。放置するとどんどん進行してしまい、最悪の場合は失明に至る可能性もあります。
まずは眼科を受診し、検査を受けましょう。
緑内障の予防には、日々の生活から目をいたわることも大事です。今回ご紹介した目のセルフケアもぜひ参考にしてみてください。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
【参考】
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