話がつまらない、ホテルへ行ったらガッカリ。 男性をこきおろす彼女が「婚活をやめない」理由とは?
「人生のパートナーがほしい」と切実に願ったきっかけ
その後も、K美さんは何人かの男性に出会いますが、真剣におつきあいするまでには至りませんでした。
K美さんの婚活がうまくいかない理由は、本気で結婚したいと思っていないからです。婚活向けのアプリに登録すれば少なくない数の「いいね」がつくし、男性からのアプローチもそれなりにあります。K美さんにとって、婚活の目的は「自分がその気になれば結婚できるだろう」という安心材料と、女子会で披露するネタ探しになっていました。
「このままひとりで生きていくのも悪くないかもしれない」そう思い始めていたK美さんの気持ちが変わったのは、母親の病気がきっかけでした。
K美さんはひとり暮らしをしていますが、実家とは電車で1時間ほどの距離。家を出てからも予定のない週末にはよく実家に帰っています。子どもの頃から仲がいい母親は、60代になったばかりで見た目も内面も若々しく、他愛もない話をしたり、一緒に買い物に出かけたりと、昔からの友人のようにつきあっています。
そんな母親にガンが見つかったのです。幸い初期の乳がんで、治療をすれば命にかかわる心配はなさそうです。
けれど、初めて直面する親の大きな病気は、K美さんの心境に大きな変化をもたらしました。「親は、ずっといてくれるわけではないんだ」頭ではわかっていたつもりでも、実感として受け止めたのは初めてのことです。「両親がいなくなったら、私はひとりぼっちになってしまう」
K美さんは、「ともに人生を歩んでいけるパートナーがほしい」と初めて切実に願い、私のところへ相談に訪れました。
【前編】では、最初はかっこいいと思ったもののときめかず、関係を進展させることはなかったクリエイティブ職の男性たち。自分の女性としての価値を確認するためにしているような面もあったK美さんの婚活でしたが、母親にがんが見つかったことで本気モードに!
▶つづきの【後編】では、働く女性にありがちな、理想の相手に出会えない理由についてお話いただきます。__▶▶▶▶▶
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