「鵑」の読み方、知ってる?古くから句の題材になることも多い鳥の名前だよ。【漢字クイズ】
「ほととぎす」です。
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【漢字解説】
「鵑」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
カッコウ目カッコウ科の鳥。カッコウに似るが小形。山地の樹林にすみ、自らは巣を作らず、ウグイスなどの巣に産卵し、抱卵・育雛を委ねる。鳴き声は極めて顕著で「てっぺんかけたか」「ほっちょんかけたか」などと聞こえ、昼夜ともに鳴く。夏鳥。
出典:広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店
ホトトギスは自ら巣を作ることはなく、他の鳥が作った巣に産卵し、育雛を委ねます。なんともしたたかですね。また、ホトトギスといえば鳴き声ですが、この特徴的な声は日本人の心を古くからとらえてきました。
ホトトギスは多くの俳句でその存在が詠われています。ここでは、ホトトギスにまつわる俳句を紹介します。
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」(徳川家康)
「木隠れて 茶摘みも聞くや ほととぎす」 (松尾芭蕉)
「うす墨を 流した空や 時鳥」 (小林一茶)
徳川家康が詠った「鳴くなら」ではじまる一句は有名ですよね。家康の我慢強い性格が表れている句として評価されています。
また、織田信長なら「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」、豊臣秀吉なら「鳴かぬなら 泣かしてみしょう ホトトギス」と詠むだろうと、それぞれの性格を汲み取った句もあります。
松尾や小林といった著名な俳人もホトトギスを詠っています。これらの句からはホトトギスのさえずりを聞きながら茶摘みをする人たちの姿や、空を飛ぶホトトギスの姿が思い浮かびます。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
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