
更年期のせいにしてない?「食後の眠気とだるさが尋常じゃない」という人に隠れている恐怖【血糖値スパイク】
Q. 血糖値スパイクを予防するには?
Photo:O-DAN
A
血糖値をコントロールするための食事方法として、野菜類を最初に食べ、次に肉・魚などのタンパク質、最後に炭水化物を摂る「ベジファースト」があります。
食物繊維には急激な血糖値上昇を防ぐ作用があるため、最初に野菜類を摂ることで、血糖値上昇を緩やかにできます。
また、日常的な運動習慣も大事です。ウォーキングやストレッチなど、有酸素運動を行うことで、筋肉や肝臓の糖の処理能力を整えていけば、血糖値の安定につながります。
そして、食後の眠気をすぐに解決したい場合には、漢方薬もおすすめです。
漢方薬は不調の根本改善と体質改善により理想の健康へ導くことを目的としており、効果も認められています。
自然の生薬で作られた漢方薬は、毎日のむだけでからだにやさしく作用していき、理想の健康を目指せます。
食後の眠気やだるさには、「消化・吸収の機能を回復する」「脳やからだに酸素や栄養を届ける手助けをする」といった作用を持つ漢方薬を使用することで、食後の眠気の改善にアプローチできますよ。
<食後の眠気やだるさが気になる人におすすめの漢方薬>
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):元気がなく、疲れがとれない方に。消化吸収能力を高めて、からだ全体に栄養を届け、食欲不振や疲労倦怠を改善します。
・六君子湯(りっくんしとう):胃腸が弱く、食欲がない方に。胃腸を整え余分な水分を排出し、胃腸を温めて機能を改善します。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
相談もスマホで完結ですので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できますよ。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
食後の眠気がひどい場合はまずは病院へ
Photo:O-DAN
食後に眠気やだるさを感じる場合、更年期由来の症状だけでなく、血糖値の乱高下である「血糖値スパイク」の可能性があります。
血糖値スパイクは、ベジファーストや運動習慣などである程度予防はできますが、すでに症状が進行している場合は、セルフケアだけでは対処しきれません。
放置すると糖尿病に移行する場合もあるので、症状がひどい場合は、まずは内科や糖尿病内科の受診をおすすめします。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
【参考】
済生会「血糖値スパイクを予防しよう ──糖尿病になる前に対策を!」
https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/blood_sugar_spike/
同友会メディカルニュース「食後過血糖(血糖値スパイク)について」
https://www.do-yukai.com/medical/111.html
e-ヘルスネット(厚生労働省)「糖尿病を改善するための運動」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-05-005.html
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