
わかりにくい「認知症」の初期。覚えておいて、「この状態」が出たら疑ったほうがいいです!
はじめまして。神奈川県在住、フリーライターの小林真由美です。編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在は横浜や湘南の地域Webメディアを中心にインタビュー記事などを執筆しています。
ここ数年のマイテーマは「介護」。40代も後半に差し掛かり、親の介護や親との別れを多少は意識していたものの、「まだ大丈夫(なハズ)」と思っていた私。取材でも高齢者にまつわること(介護のほか、終活や相続・遺言など)に関わる機会が増えてきましたが、どこか他人事でした。それがしっかり「自分事」になった途端、驚くほどパニック状態になったのです。
前編記事『一人暮らしの義母宅の冷蔵庫から漂う異臭。中を改めて絶句した夫と私に義母が放った「衝撃の言葉」は』に続く後編です。
それが「認知症」だと認識しやすい症状は? 物忘れ、怒りっぽさより「歴然とわかる」のはコレ
実は数年前からお義母さんには、「認知症なのでは?」と思う言動や行動がいくつかありました。でも、もともとの性格(やや頑固でプライド高め)、老化現象ともとれる物忘れや怒りっぽさを、すぐに認知症と結びつけるのは難しかった。
医師や介護士さんによると、認知症の初期段階で「同じものを何度も購入する」という症状が出る場合があるそうです。これは「買ったものを忘れる」というよりも、「買ったこと自体を覚えていない」ということなのだとか。
遡ること数年前、田舎で1人暮らしをしているお義母さんを訪ねたところ、どこか元気がありません。夕飯の準備をしている様子もなかったので、夫と冷蔵庫を開けてみると、中は食材で溢れかえっています。しかも、なんか臭う……。よく見ると卵10個入りが4~5パック、豆腐4丁、バター4箱など、同じものが複数個。「備蓄? いやいや買いすぎでしょ」と夫が指摘すると、「だって、この冷蔵庫小さすぎるでしょ。もう一つ買わないと!」と急に怒り出したのです。
もちろん冷蔵庫はファミリー向けなので、大きさは十分。それに、食材は賞味期限切れのものも紛れていたため、買いすぎなのは一目瞭然です。若干気になりつつも、「もう年だし、怒りっぽいのは仕方ない。体も辛そうだし、頻繁に外出しなくていいように多めに買ったのかも」というのが夫の見解。私も同じように思っていました。
でも今振り返ると、これは認知症の兆候だったのかもしれません。翌日も、気になることが次々と……。それはまた、次回お話ししたいと思います。
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