「糖質制限」をしても痩せない理由。実は「白米」よりも内臓脂肪になりやすい、食べ過ぎ注意なものとは?
「色々努力してもなかなか体重が減らない」「去年の服がきつい」こんな経験はありませんか?
「美容のためにダイエットしたい」。問題はそれだけではありません。今、世界的に肥満が問題になっているのをご存じですか?ここ10年で、特に男性の肥満の割合が増えています。40代~50代の男性の約4割がBMI25以上、つまり肥満なのです。
肥満は生活習慣病の発症リスク、脳卒中・心臓病・認知症のような病気のリスクを高めます。あなたの家族は大丈夫ですか?
だからこそ、ぽっこりおなか、内臓脂肪対策が非常に重要です。
内臓脂肪を効率よく減らすために、カットすべきものとは
それはズバリ「糖」!「脂」を減らせばいいのではないかと思う方も多いかもしれませんが、1~2カ月の間、低脂肪食と低糖質食をとった方を比較したところ、低糖質食をとった方のほうが内臓脂肪が減りました。
いやいや、「糖質制限」や「ローカーボ」ってもう流行ってるし、やったことある。でも痩せなかった!と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、「糖」の中でも脂肪になりやすいやっかいな「糖」があるんです。それをカットできていなかった可能性があります、それが「果糖」なんです。
肝臓でダイレクトに脂肪になる!?「果糖」とは何か
「糖質」の一番小さい単位のひとつに、「ブドウ糖」や「果糖」があります。おなじみの糖質「砂糖」は、「ブドウ糖」と「果糖」が連なってできています。お米に含まれる「でんぷん」は、「ブドウ糖」でできています。
ちなみに、砂糖は、ブドウ糖と果糖が1:1でできています。
「ブドウ糖」は、食べた後に、腸から血液に移動して、体中の脳や筋肉などの重要なエネルギー源になります。
でも「果糖」は違います。果糖は、肝臓でしか代謝されないのです。肝臓でダイレクトに脂肪になるんです。なので、非常に肥満につながりやすいのが果糖です。
なので糖質制限を頑張って、主食の白米を少なめにしたりしていても、「ブドウ糖」しかケアできていなくて、脂肪になりやすい「果糖」はケアできていないなんていうことも。ダイエットや健康の大敵でありながら、あまりこれまで語られることのなかったのが果糖なのです。
「ソース・タレ」「めんつゆ」「ドレッシング」、「果糖」は身近なものに入っている!
実は加工食品・加工調味料には、「異性化糖(果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖)」という、果糖とブドウ糖から作られる糖が多く用いられているんです。
名前の通り、果物にも含まれているのですが、甘味が強いので、加工するときに便利なため、加工食品に含まれています。ソース、めんつゆ、甘味料の入ったフルーツジュースなど。ヘルシーだと思ってとりすぎるのはNGです。ちなみに果糖は、体に影響が出始める1日の摂取量は50g以上と言われています。
>>大好物ばかりでショック!果糖のとりすぎ要注意食べ物とは?
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