雨予報が続くときの「お天気頭痛」を和らげる呼吸法

ひと雨毎に季節がまた一歩進みます、先日訪れた鎌倉は紅葉が少し始まっていましたよ。

目まぐるしく変化する天気や季節に翻弄され身体がだるい、偏頭痛、肩コリ、腰痛、気分が優れないなど心身の不調が出やすい時期。自律神経のバランスを整える呼吸法をご紹介します。

スマホでこの記事を表示し、書かれている通りに身体を動かせばOKです。

 

意識できない自律神経をコントロールする?

 

多タスクの毎日をこなす事に精一杯で、身体や心からの警告にゆっくりと耳を傾ける時間を取るのも難しく、自分自身に無意識を貫き通していませんか?

自分の意志では動かす事のできない自律神経は循環器、消化器、呼吸器、血圧、消化と吸収、目の瞳孔の開閉などの働きです。体質、性格、生活習慣なども自律神経と大きく関係しており沢山の要因が自律神経を支え、そして自律神経によって活動しています。

雨雲がやってくると古傷が痛むのは低気圧の関係です。副交感神経が優位になりエネルギーを保持する活動をします。リラックス効果、血圧や心拍の低下、消化吸収を促進、排泄を促します。副交感神経が優位に働きすぎると循環不良になり身体がだるい、血流がゆるみ頭痛、肩コリ、腰痛などに不調が出やすいです。

寒さや台風が近づく緊張や不安により交感神経が優位になり、気が張り詰めて身体を壊すなど、自律神経の働きは複雑で忙しいのですね。

自分の意志で動かせない自律神経といわれますが、呼吸は自律神経の働きに寄り添っています。

右鼻孔=交感神経

左鼻孔=副交感神経

交互に片鼻ずつゆっくり呼吸をコントロールし自律神経のバランスを整えます。

ヨガでは右鼻孔が太陽の気道(ピンガラ)、左鼻孔が月の気道(イダ)と言います。太陽と月の呼吸で自分の中の宇宙を感じ絶対的一体感を創造します。

自律神経のバランスを整え心身がスッキリする「片鼻呼吸法」

 

シンプルな生活習慣で自律神経のバランスを整えるのが理想ですが、そうもいかないのが40代働きざかり。少し疲れたなと感じたら片鼻で呼吸してみましょう。

 

片鼻呼吸法(ナディシュディ・プラーナヤマ)

①呼吸法を行う準備の姿勢、座位、立位でもOKです。(眼を閉じます。不安な場合は半眼)

②右手でビシュヌムドラーを作ります(ビシュヌムドラー=右手の人差し指と中指を内側へ折り曲げます。他の3指は立てます)

③右手の親指で右鼻孔を横から閉じ、左鼻孔から息を吸います。(肘を自然に身体の方へ近づけ、顔や肩の力を抜く)

④親指で右鼻孔、薬指で左鼻孔を閉じ、両鼻閉じた状態でクンバカ(止息)です。

⑤左鼻孔を閉じたまま、右鼻孔を開放し息を吐ききります。

⑥次は来た道を戻るようにして、右鼻孔から吸い、クンバカ、左鼻孔を開放し吐きます。

⑦1:1:2の割合で、吸う:止息:吐く。呼吸の切り替わりを感じます。

⑧ ③~⑨を10回ほど繰り返します。

⑨終わったら両鼻でゆっくりと深呼吸を繰り返します。

効果:自律神経のバランスと整える、頭痛、めまい、下痢、疲れ、肩こり、上質な睡眠、気持ちの安定、リラックス、リフレッシュ。

 

いかがでしたでしょうか?

環境に左右されがちな身体と心、少しのケアと対策で毎日が健やかに過ごせますように!

 

 「安藤けいこさんの個人ワークショップが開催されます」

11月25日(土) 大人の呼吸法 –冬支度編- 神奈川県鎌倉市 光明寺

詳細は、http://ptix.at/fUPFje

11月26日(日) リラックスヨガと呼吸法実践 神奈川県逗子市

詳細は、http://kokucheese.com/event/index/493061/

 

 

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