「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」姉妹で乳がん罹患「女性として見た目が変わることが恐怖だった」【乳がん体験談】(前編)
姉が「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」、自身も遺伝学的検査を受ける
野中さん自身はお姉さんが乳がんに罹患したのをきっかけに、がん研有明病院で1年に1回乳がん検診を受けていました。乳房の石灰化を指摘されて1年後に精密検査を受ける予定だったところ、お姉さんが乳がん再発しました。
「乳がん検診で見つかる石灰化は、乳腺の中にカルシウムが沈着した状態。良性でも悪性・乳がんでもみられることがあります。悪性の疑いがある場合や良性・悪性の判断がつかない場合に要精密検査になるそうです。
姉には、セカンドオピニオンとしてがん研有明病院の受診をすすめました。がんの異常な進行スピードとレアなタイプが重なり遺伝学的検査を受けることに。遺伝性のがん(遺伝性腫瘍)のひとつ、「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)」と判明。そして私も遺伝学的検査を受けた結果、同じ「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」だとわかりました。
「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」とは、遺伝子変異により、特定のがん細胞を阻害する免疫細胞が体内で作られない体質のことです。病気ではないが、毎日何万も作られるがん細胞を破壊する免疫細胞が作られないため、乳がん・卵巣がん・前立腺がん・すい臓がん・腹膜がんなどの発症率が高いそう。しかも進行も早いという特性を生まれつき持っている※のだそうです」 ※参照:明石定子. 日本医事新報. 2016; 4817: 3.
>>半年後、乳がん判明。娘と母、姉には言わず
この記事は
オトナサローネ編集部
木村美穂
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