ホルモン補充療法(HRT)で更年期以降のQOLを向上!「美容面」でもメリットが

2024.12.26 LIFE

女性ホルモンと併用して男性ホルモンを投与するケースも

御本人の要望や状況によっては、自費にはなりますが、テストステロン(男性ホルモン)を使用することもあります。

テストステロンは、女性の体にも少量が存在しており、エネルギー、性欲、筋力、骨密度、精神的な健康などに影響を与えるホルモンです。女性の更年期においては、テストステロンの分泌も減少します。

 

昨今では、更年期を迎えて、気力の低下、エネルギー不足を感じる女性に対して、テストステロンの補充を行うことが有効とされています。ただし、テストステロンの使用は、医師の判断と監視のもとで慎重に行うことが大切です。

 

それぞれの体に併せた治療で、自分らしい美しさと健康を

ホルモン補充療法は、すべての女性に一律の治療を提供するものではありません。個人の体質や症状、ライフスタイルに合わせた治療が基本です。ご自身のホルモンの状態をしっかりウォッチしながら足りないものをバランスよく補充し、体調やライフステージに合わせた最適なプランを立てるのが理想的な治療となります。

 

ホルモン補充療法を受ける際に最も大切なのは、信頼できる専門医を見つけて、定期的な検査を受けることです。一例として、日本女性医学学会専門医制度の認定医は公式ウェブサイトを通じて検索することもできます。

更年期以降の女性がホルモン補充療法を活用して体調を整え、その過程で必要な定期検診を通じて身体の変化をいち早く把握することで、生活の質(QOL)の向上や健康寿命の延伸という相乗効果が期待できます。

当院(ローズレディースクリニック)は認定医がおります。

 

お話を伺ったのは

石塚 文平 先生(ローズレディースクリニック院長)

 

 プロフィール

昭和46年3月 昭和大学医学部 卒業
昭和46年4月 米国空軍立川病院 インターン
昭和47年4月 慶應義塾大学 産婦人科
昭和54年3月 医学博士(慶應義塾大学)
昭和54年7月 米国カリフォルニア大学 サンディエゴ校生殖医学科 留学(フォード財団研究員)
昭和57年1月 聖マリアンナ医科大学 産婦人科 講師
平成6年 4月 聖マリアンナ医科大学 産婦人科 助教授
平成12年4月 聖マリアンナ医科大学 産婦人科 教授(講座代表)
平成13年6月 聖マリアンナ医科大学 生殖医療センター センター長兼務
平成24年4月 聖マリアンナ医科大学 高度生殖医療技術開発講座 特任教授
平成26年4月 聖マリアンナ医科大学 名誉教授
平成26年4月 ローズレディースクリニック院長 就任

所属学会

医学博士
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産婦人科学会認定 産婦人科専門医
母体保護法指定医

日本生殖医学会 名誉会員
日本女性医学学会 名誉会員
日本受精着床学会 名誉会員
日本卵子学会 会員
日本生殖免疫学会 名誉会員
日本生殖内分泌学会 名誉会員
日本女性栄養・代謝学会 名誉会員
日本レーザーリプロダクション学会 理事
卵巣に関する国際カンファレンス 代表世話人
日本産婦人科乳腺医学会 名誉会員
日本生殖発生医学会 副理事長

 

ローズレディースクリニック

 

著書:女性のパワーと魅力は女性ホルモンで決まる

 

この記事は

ライター 市川星子

 

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