朝起きられなくて「朝活」できない人、「昼活」で新しい暮らしを!

2016.09.08 FOOD

朝すっきりと目覚めて読書会や料理、英会話教室、アクティブにヨガ、ランなどを楽しむ朝活はすっかり定着。次に話題になっていたのが、ランチタイムの1時間を利用する「昼活」でした。その発展形として、17年春に原宿に開業するTRUNK(HOTEL)がEATALKといっしょに2時間スタイルの「social eating」を始めます!

ランチの1時間でできることって?

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昼の1時間で、着替え不要のヨガやクイック英会話、異業種交流などを楽しむ「昼活」。中でも1時間完結型の料理教室「EATALK(イートーク)」は、「シェフに料理を教わる」「その場で習ってその場で食べる」「レシピも持ち帰れる」新しいスタイルの教室として注目を集めました。

EATALKを企画運営するTHINK ABOUT EAT.LLCと2017年春に開業するTRUNK(HOTEL)が始めるのがこの「social eating」。ムダを出さない工夫、有効利用や、農家の取り組みを紹介しながら、参加者とシェフが一緒に場を共有して作り上げます。

農家直送の規格外野菜。どう料理する?

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今回は、都内各所でイタリア料理講師として活躍中のKEITA シェフによる、規格外野菜の活用プロジェクト育ちすぎて市場には出荷できない野菜を、農家さんにそのまま箱に詰めて送ってもらい、シェフが即興でメニューを決めました。ズッキーニ、なす、きゅうり、たまねぎなど。

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「ショートパスタ サルシッチャとナスのソース」を実演。あらかじめ作っておいた「大麦ときゅうりのサラダ」、「ナスのバルサミコマリネ」もいっしょにサーブされましたが、次回は、シェフの料理を参考にして、参加者同士がどんな料理にしたらいいのかを相談し実際に実習する時間もあるそう。(分量など詳しいレシピはsocial eatingのサイトでどうぞ)

いよいよレクチャー開始!

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では、自家製サルシッチャの作り方から。にんにくとローズマリーをいっしょに細かく刻み、豚ひき肉の中に入れ、こしょうと気持ち多めの塩で味をつけて、ねばりが出るまでよくこねます。

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今回は送られてきたタイバジルは風味が強すぎたので料理との相性を考えて保留にしたそうですが、風味づけに。風味づけに赤ワイン、オレンジの皮、レモン、カレースパイスなどを入れても楽しめるそう。

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個人的に、「にんにくといっしょに細かく刻む」ことでハーブのなじみがグンとよくなる印象ですから、これはぜひ試してみて。刻みやすいよう、ハーブは生がオススメです。

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よくこねた豚肉を小さく手でちぎって、フライパンで火を通します。このあとに炒めあわせるなすのために、たっぷりと油を出して。

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肉に火が通ったら、刻んだなすをプラス。肉から染み出た油をよく吸わせたら、水をさっと注ぎます。肉やなすの味をを引き出すため、塩は追加しません。

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いっぽう、ペンネはたっぷりの塩でゆでます。味をペンネの中に閉じ込めるため。このように、塩の使い方ひとつとっても「味を引き出す」なら入れない、「味を閉じ込める」なら入れると、漫然と使わないのがポイント。ちなみにシェフおすすめのペンネは、イタリアのオーガニックメーカー「アルチェネロ」のものだそう。あとで具のうまみを吸わせるため、固めにゆでます。

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パスタのポイントは乳化。ゆであがったペンネと炒めた具に、水を追加するのがコツ!この分量でおたま1杯の追加でした。すりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノを加え、手早く混ぜ合わせます。もっと濃厚にしたいなら生クリームやトマト缶を追加しても。

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できあがり!仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノをふりかけます。びっくりするほどおいしかったので、この日さっそく夜にも作りましたが、だいたいの分量で作っても同じようにびっくりするほどおいしい!ぜひ作ってみてください。

メインのほかにも、もう2品!

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このほかのメニュー。種をとって刻んだきゅうり、ツナ缶と、ゆでて水を切った大麦を、オリーブオイル・塩こしょうであえ、チリペッパーを振ったサラダ。このサラダは作りおきができ、2日3日イケるそう。アンチョビなどを入れても。大麦はたっぷりのお湯でゆで、15~20分ゆで、ざるにあけて流水で洗ってぬめりを取ってよく水を切ります。水が切れにくい押し麦より、大麦が扱いやすいそう。

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なすのバルサミコ炒め。白玉ねぎ、白なすをたっぷりのオリーブオイルで炒め、バルサミコ酢と砂糖少々で味つけ。アクセントに入れたくるみが「!?!」とうれしい驚き!

器はデッドストック品。気に入れば持って帰ることも

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全員でテーブルをかこみ、試食し、情報をシェアするsocial eating。食器は青山ファーマーズマーケットでも人気の「器 たつのこ」が協力したデッドストック品。デッドストックならではのシンプルさもステキです。絵付けされていないシンプルさもステキです。気に入ればこのまま購入することも可能。

9月もKEITAシェフ。17年3月まで月イチ開催

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17年3月までの毎月第三土曜の11時から13時の2時間、TRUNK(HOTEL)の開業準備室で開催されます。次回、9/10(土曜)もKEITAシェフが登場。今回と同様、富士山麓でオーガニック野菜を育てる農業人 坂尻ハジメ 氏(静岡県富士宮市)の野菜で、「買った野菜の使い切り」をアレンジします。メイン料理のレクチャーのあとは、参加者グループごとに料理を方法を話し合い、実際に調理。最後にシェアしてみんなで食べるのだそう。その場で合った人と料理のことを話して食べるだなんて、楽しそう!詳細はサイトでチェック。

■social eating  http://socialeating.tokyo/top
■TRUNK (HOTEL) http://trunk-hotel.com/pre/

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