
「若いころからかけっぱなしの保険」が気になっている40代はここを見直す
40代女性のマネー相談で多い質問のひとつが「加入している保険はこのままでいいのか」ということです。ずいぶん前に加入した保険は、マネー相談をきっかけに保険の内容が気になるようです。今回は若いうちに加入した保険をはじめ、自動車保険、旅行保険などの気になる保険についてお伝えしていきます。
■「20代で加入した保険」のうち見直しが必要なのは
「入社してすぐ加入した保険は、20年以上見直したことがない」という方は少なくありません。マネー相談に来るのをきっかけに久しぶりに保険証券を見てみたものの、加入したままでいいのかというご相談は多いです。
個人年金や養老保険や終身保険など貯蓄性のある保険については、続けてくださいとお答えすることがほとんどです。なぜなら、20年以上前に加入した保険であれば予定利率が4%以上の商品が多いのです。予定利率とは契約者に約束する運用利回りです。今ではそんな予定利率が高い保険はなく、無意識に「お宝保険」に加入しているというわけです。
ただし、医療保険については見直しが必要な場合もあります。入院日数の減少とともに、今は日帰り入院から保障される医療保険が主流になっていますが、20年以上前に加入した医療保険であれば、入院5日目から保障されるケースも少なくありません。
また、先進治療を受けると支払わられる「先進医療特約」についても付加されていません。医療保険は年齢が若い時に加入するほど保険料は安いので、保障内容、保険料などトータル的にみて見直しを検討します。
■医療保険を見直したA子さん45歳の事例
A子さんが加入している医療保険は、入院5日から保障となる上に定期保険に特約として付加されている10年ごとの更新タイプで保険料が更新の度に上がるタイプのものでした。次に更新すると保険料が加入した際の2倍近くあがり、さらに50代、60代で更新するごとに保険料が上がっていく内容でした。
A子さんは定期保険(死亡保険金が支払われる掛け捨ての保険)に入社時、勧められるがまま加入したけれど、死亡保険金を残したい家族はいないとのことなので、解約して保険料が生涯変わらない医療保険に加入し直しました。40歳を過ぎた頃から、健康診断で子宮筋腫など女性疾患が見つかる友人が増えてきて、健康なうちに医療保険を見直した方がいいのではと気になっていたので良いタイミングでした。
■その他の気になる保険
自動車保険の見直しもオススメです。CMでよく見かけるダイレクト型自動車保険は、保険料は安いことで知られていますが、万が一事故に合った場合に不安だという方もいます。しかしながら、保険料が安くても事故対応などサポート体制は安心ですし、コールセンターに補償の内容についても相談できます。
自動車保険は保険会社によって保険料は異なりますので、何社か見積もりをとって比較してみるといいでしょう。また、海外旅行に行く度に空港で旅行保険に加入している方はクレジットカードに自動付帯されている場合もあるので、持っているクレジットカードを確認してみるといいでしょう。また、これからクレジットカードの作りたいと考えているのであれば、自動付帯の旅行保険が手厚いクレジットカードも検討してみてはいかがでしょうか。
■まとめ
保険の見直しの相談では、年収からみた保険料の適正金額を聞かれることがあります。保険に加入した目的は人それぞれであり、貯蓄など金銭的な余裕があるのか、加入している社会保障制度や勤務先の福利厚生制度などにもよるので一概に収入の何%であればとは言い難いです。保険は長期に及んで支払いが続きますので無理なく支払い続けられる保険料なのかどうかは検討する必要があります。
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 「予約がとれないブランディングスタイリスト」が50代女性に向けて提言する「自分をもっと好きになる方法」って?
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- とにかく脚がキレイに見える!【ユニクロ】カーブパンツが話題です【40代の毎日コーデ】
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 【立ったまま1分!骨盤矯正】体のねじれを整えて、垂れ下がったお尻もぷりっと丸く引き上がった【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 熱中症「頭が痛くなった」はもう危険スレスレ!昨年の倍搬送されている2025年、「この梅雨明けまえがいちばん危ない」これだけの理由【専門家が解説】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 技アリ白Tでさりげなくお腹をカムフラージュ。Tシャツインの着こなしに抵抗がある人、必見です【40代の毎日コーデ】
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】