妊活と仕事の両立は難しいってホント?妊活のため退職した34歳女性の、復職までの道のりは(後編)

不安を解消したい!妊活専念期にやってみたこと

妊活を優先した生活はメリットもありましたが、将来に対する不安や社会から孤立するような不安も感じていました。妊活を優先するという思いを除けば、仕事だってしたい…。ここからは、そんな不安な気持ちを少しでも軽くしようと、この頃いくつか試してみたことをお伝えしていきます。

■キャリアアドバイザーに相談

まずは、仕事のことです。妊活に何らかの結論がでたら、将来的には仕事は再開したいと思っていたため、総合的なキャリアについて相談できる場所を探しました。すると、家からとても近いところに、有料のキャリアカウンセリングを行っている場所があったのです。

地域が行っているものや転職企業主催の無料キャリアカウンセリングは、転職あってのもののように思えて気が進まなかったのですが、カウンセリング自体が有料ならば安心だろうと訪れてみることに。これまでの仕事のことやこれからについて話していくうちに、ひとりで悩んでいるよりもずっと前向きな答えがでました。


相談のときにもらった資料の一部、今も大切にしています。

また、キャリアは役割の組み合わせだという「ライフキャリア・レインボー」の考えを知れたのもこのときの成果です。
それまでは、キャリアといえば仕事だけのものと思っていましたが、人生全体で考えていくという視点をもつきっかけとなりました。

■月2回、単発の仕事を再開

妊活に専念しはじめて半年くらい経った頃から、月2回、パートタイムで化粧品の販売をはじめることにしました。学生時代から知る同業の友人に声をかけてもらったことがきっかけです。

彼女には妊活をしていることも悩みもたくさん相談していたので、事情はすでに把握済み。
彼女の上司もよく知っている方だったので、妊活中で迷惑をかけるかもしれないことを伝えた上で了承をいただき、業務をスタートしました。

仕事はとても楽しく、妊活で沸々としていた気持ちも徐々になくなってきました。
業務量も負担のない範囲で、と限られていたことも働きやすかった要因です。このときは、仕事を辞めたとしても、つながるご縁はあるのだなと感じました。

 

「ほかの人は、どんな風に向き合っているのだろう」と思い… 次ページ

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