
「認知症でも通える美容院」がなかなか見つからない。“90歳のカットモデル”作戦が大成功で、「髪を洗わない問題」がついに
■無理に洗うよう説得するより、髪の毛を扱いやすくすることを優先し、ヘアカットを勧めてみては?
■これは嘘にはなるが……。ロングヘアのカットモデルに協力してほしい!と言って美容院に行ってもらうのはどうか?(カットモデルだから「無料」ということにする)
その上、「ヘアカット&シャンプー無料券(カットモデル)」と書かれた手作りのチケットまで準備してくれました(ケアマネさん、ありがとうございます〈涙〉)。
さっそく翌日から、『美容院探し』がスタート! 認知症の影響で、シャンプーやヘアカットがスムーズにいくとも限らないため、「高齢者の対応に慣れているところ」は必須条件です。
そして何より、この『嘘』(無料券・カットモデル)に付き合ってもらわなければ!(ちなみに現在の住まいには訪問美容サービスがありますが、お義母さんには「皆さん(入居者の方)と一緒は恥ずかしくてイヤ」と拒否されました……)。
まずは、いつもお世話になっている地域ケアプラザやデイサービスのスタッフの方にヒアリング。「紹介できるかも」と好感触だったものの、すでに美容師さんが引退している、かつてはお店があったけど今は訪問美容のみ、といった状況でした。もちろんインターネットでも調べてみましたが、遠方やシニア向けマンションに併設され入居者のみの利用などで見つけられず、美容院探しは予想以上に難航します。
そんな中、あるローカルメディアの記事を発見! 介護ヘルパーの資格を持ちながら訪問美容をしている方を取り上げていて、美容院での対応も可能だそう。「やっと見つけた!」私は思わずそう叫び、すぐに予約の電話を入れました。
▶カットモデル大作戦の結果やいかに
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