
『それ、おかしいよ』同僚のひと言で目が覚めた。45歳妻の“反撃”に、夫が動揺した日
「整骨院?贅沢だろ」体調不良さえ“却下”される日常
Fさんの夫は、お金を使うことに対して異常なほど過敏に反応します。どんなに必要な支出であっても、Fさんの訴えはことごとく否定されてしまうのです。
たとえばFさんが、「最近、肩こりがひどくて整骨院に行こうと思ってる」と言えば、「は?そんなの無駄だろ。湿布でも貼っとけよ」と一蹴されます。また、ストレスのせいか肌のくすみが気になり、「肌の調子が悪いから、友達のやってるエステに行ってみたいなと思って」と話すと、「何贅沢してんだよ。そんなの必要ないだろ。無駄遣いすんな」と怒鳴られてしまうのです。
このようなやりとりのたびに、Fさんの心は深く傷ついていきました。
「また怒らせてしまった」
「私の考えがおかしいんだ」
そんな思考が、いつしかFさんの中に染みついていきました。
理不尽な否定の積み重ねは、Fさんから少しずつ「自分で判断する力」や「自分の気持ちを口にする自由」を奪っていきました。
次第にFさんは、自分の思いを表に出すことさえも「いけないこと」のように感じるようになっていったのです。
「お金を使わせない夫」の裏にある、5つの心理
妻にお金を自由に使わせず、経済的にコントロールしようとする男性には、いくつかの心理的背景があります。それは、単なる“節約家”や“しっかり者”というものではなく、「不安」や「支配欲」が根底にあることも少なくありません。
1. 家庭をコントロールしたいという支配欲
こうした男性は、自分の思い通りに物事を進めたいという欲求が強く、パートナーの判断や自由を尊重することができません。金銭管理を通して、「家庭内での優位性」を確保しようとするのです。
2. 無駄遣いされるのが怖いという不安
お金を失うことに強い恐怖を感じており、その不安を「パートナーへの不信感」にすり替えてしまいます。「何にいくら使ったの?」「それ、本当に必要?」と細かく詮索せずにはいられないのです。
3. 自分の方が稼いでいるという優越感を手放せない
「自分のほうが多く稼いでいる」という自負を、家庭内での立場や自信の源にしている場合もあります。そのため、お金の主導権を渡すことに強い抵抗を感じるのです。
4. 下に見られたくないという劣等感
一見「威圧的」な態度の裏には、「対等な関係に脅威を感じる」という劣等感が隠れていることもあります。力のある立場に立ち続けることで、内心の不安を隠そうとしているのです。
5. パートナーの自立が怖い
妻が自由にお金を使えるようになると、「自分がいなくても生きていける」と思われてしまうかもしれない。そんな無意識の恐れから、経済的な自由を制限しようとする男性もいます。
こうした心理は、本人に自覚がないまま行動に表れることが多く、「管理しているだけ」「うちはこういうやり方」と言いながら、実際にはお金を使ってパートナーを従わせ、自分の安心感を保とうとしているのです。
しかし、その行動は明確な「支配」であり、DVの一種です。
Fさんはこれまで、同僚との食事会や社内旅行に一度も参加したことがありません。夫から「無駄遣いだ」「主婦としての自覚がない」と言われるのが怖かったからです。子どもがまだ幼い頃ならともかく、今はもう中学生。十分に留守番もできる年齢です。それでもFさんは、自分の意思よりも「夫からどう見られるか」「何を言われるか」の方が気になってしまい、身動きが取れなくなっているのです。
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